エッセイ218.お花見はだいたい寒いのか
ずっと昔、カセットコンロを運んで行って、現地でお花見をしながらすき焼きや鍋をしている人のニュースを見て、驚いたことがあります。でも、鍋物は簡単だし、BBQのように、ギットギトの焦げこげの後始末をしなくて良いし、意外といいかもしれませんよね。
そして、お花見の時期って、普通に午前午後の昼間でも、また、夜桜を見ながらでも、宴会をしようとすると、えらい寒いことが多くないですか?
だから、わざわざ薪で火を起こすならいやだけど、カセットコンロ(イワタニのカセットフーは素敵)、鍋と食材だけでいいなら、温まりながら食べて、桜も見られて、すごくいいですよね。
一度やってみたいです。
世の中に絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし
古今和歌集の、在原業平の歌だそうです。
https://manapedia.jp/text/2086
高校の古典の先生(あだなは「よっちゃんパパ」)が、
これは、隠れた意味があるのである。
もちろん、桜がまだかまだかと思っていたり、
咲いたら咲いたで、お天気が気になったり、
間に合うように見に行けるのかと思ったり、
心穏やかではない・・なので、そもそも桜がなかったなら、
春の心は落ち着いていられるのになぁ・・・という意味もあるし、
このプレイボーイの業平が言うのだから、こうも思えないか?
そもそも世の中に、こちらの心をざわざわさせる美女がいなかったら、
俺ももうちょっと、落ち着いていられるのになぁ・・
どや?
・・・・どっちでもいいで〜す! 🙋♀️
3月の末に、次女の引っ越しで上京してみたら、桜が満開でびっくりしました。
宿にした戸越銀座近くの「文庫の森公園」、
夫の会社の東京オフィス直近の目黒川。
次女のアパートの周りの寺町通のお寺の桜や木蓮。
なにより、アパートの錆さびの外階段に立つと、
180度広がる大寺院の、お墓と何本もある桜の大木は圧巻でした。
これから入学式のみなさんにとっては、今年校庭で見る桜は、
多分、半分ぐらいは散ってしまっているかもしれません。
もう一回ぐらいギュッと寒くなり、桜の花びらが頑張ってくれることをお祈りしていますね。
今日は午後に予約を入れてあったヨガをキャンセルし、
いきなりおつまみ弁当を作って、自転車で坂道を降りました。
夕方もレッスンがあるので、遠出はできませんが、お花見がしたくて。
コンビニでビールと、万一足りなくなると非常にいけませんので、
赤ワインの小瓶を買いました。
お弁当は昨日今日の旦那弁当の残り物です。
40分もの時間をかけて食べましたが、完食でもう、お腹いっぱいです。
日常が普通に流れていき、たまにこんなふうに自分一人で楽しめる。
普通のようで、普通ではないです。感謝するのみです。
お腹いっぱいです。
カリフラワーとアスパラガスのチーズ焼き・ピリ辛蒟蒻といんげんの炒め煮
塩胡瓜・カプレーゼ・生協のポークシュウマイ・チーズナン
アボカドのオリーブオイルと岩塩パラパラ・ミートボールトマトパスタ