発酵で遊ぼ! その12.バケツコンポストについての勘違い
冬に、失敗したと思って一度やめて、
温かくなったのでまた始めたバケツコンポストについてです。
去年の12月に、生ゴミコンポストバケツ容器を買う前に、
カスタマーレビューやネット情報をたくさん読みました。
生ゴミの水分、入れていいもの・よくないもの。
たまに入れると、良いもの。
ゴミの量に対しての発酵促進剤の量など、一生懸命調べました。
けれど、中に入れた野菜くずは、一向に消えていきません。
ゴミが減るはずなのに、なぜ?
みなさんお分かりでしょうか。
わからないのは私一人だったかもしれません。
そう、私は「ゴミが減る」を拡大解釈し、
ゴミそのものが、腐葉土のようになり、減っていくのだと思ったのです。
本当は、コンポストに入っていくゴミがあるため(全部のゴミは入れられません)、ゴミの日に出すゴミの総量が減る、という意味だったでしょうか。
コンポストバケツに入れたゴミそのものが徐々に減っていって、
しまいには、土になる、というわけではなかったそうです。
これは、「ダンボールコンポスト」の経験から来た思い違いかもしれません。
あれは真冬でも刻々と温度を上げながら発酵しつつ、野菜クズなどもなんとなく、減っていくようには見えるのです。
ダンボールコンポストには、最初からダンボール箱いっぱいに、ピートモスと籾殻燻炭(もみがらくんたん=籾をゆっくり焼成して得られる炭です)といった、もともと土っぽいものを入れます。
生ゴミは少量ずつ、真ん中に掘った穴に入れ、少しずつつ周辺に向け、混ぜつつ、広げていきます。
箱の中身がもともと、土っぽいものでいっぱいなため、ゴミが減って行ってしまいには土のようになると、いつのまにか思っていたかもしれません。けれど、ダンボールコンポストだって、箱がいっぱいになったときに「肥料ができている」わけではありません。
箱がいっぱいになっても、すぐ肥料として使えるわけではなく、
一ヶ月から二ヶ月は外に出してビニール袋の中で熟成させ、温度が上がらなくなってから初めて肥料として使用できます。
その過程で、「ある程度生ゴミの形が消えるかも」というわけなのでした。
発酵促進剤の袋の説明書にも、
「野菜の形が残っていても、お漬物のような匂いができていればできています」と書いてあったのに。
消えるのが前提じゃ、全然ないのに😭
ああこの!おっちょこちょいめが〜🔥
そこに気づくまで、オレンジの皮をみじん切りにして加えてのち、
いつ開けてもほんのりオレンジの良い香りがするのはいいとしても、
ゴミの形がはっきり残っているのが気になって仕方ない私。
通りすがりに蓋を開けてゴミを眺めたり、しゃがんで匂いを嗅いだり、
外へ出したり、中へ入れたり。
そうそう、失敗したと思っていた第一弾では、
ワインボトルにお湯を入れて中に埋めたり、
自分の湯たんぽまで、ゴミに貸してあげてあたためてやりました。
(それは、ダンボールコンポストの方に効くやりかたでした)
どこを読んでも誰一人として、
このバケツに生ゴミを入れていけば、土になる
とは、書いていません。
けれど、私と同じような人もいました。
質問:どのぐらいで土になりますか?
答え:土にはなりません。一年かかります。
でも、ゴミの形があっても熟成させれば土に埋められます」
念のため、質問もしてみました。
あっという間に3つのお答えをいただきました。
みなさん本当にありがとうございます。
その後は、もやもやも消えて、新たな気持ちでゴミと向き合っています。
コンポスト作りの余徳、まだありますので続きは(下)で・・・