エッセイ240.水耕栽培2022(1)今年の新顔「セラミス」
今年の初め頃からしばらくバタバタしていたのと、この先は1週間ぐらい家を空けることが多そうだったので、野菜を作るのは一度は諦めたのですが、スーパーで苗を売っているのを見つけたら、やはり少し手を出してしまいました。
買った苗はゴーヤと大葉だけで、種は消費期限を1年から5年ぐらい過ぎていたものです。ずっと冷蔵庫の奥に眠っていました。
2022年の水耕栽培で、導入して良かったと思うのは、「セラミス」です。
これは、粘土を高温で焼いた砂利のようなもので、多孔質で保水力が高く、表面が乾くまでは水をやらなくてよいそうです。
水がどこまであるかを知るための、それ専用のインジケーターもあるのですが、それがなくてもプラカップを使うと、乾いてくるのがよく見えます。表面が乾いてきたら水をやります。その表面だけ、カルキによって白っぽくなることがあります。カビかと思って慌ててしまいますが、これは水道水の中のカルキだそうです。白くなったものだけスプーンで掬ってザルに入れて洗うと、すぐに取れます。
何よりもいいのは、ハイドロボールでも、スポンジ栽培でも、どうしてもアオコが発生するのですが、セラミスでは今のところ、全然出てきません。これはとても気持ちがいいです。
セラミスは少し高いので、容器の底に去年使っていたハイドロボール、その上にミリオン、最後にセラミスを入れて、そこへ根の出たものを植えることもしています。
今年は、根っこが伸びてきた後は、プラカップに分けています。
虫が出てきたとき、たくさんの株が一緒だと被害が大きいですが、カップならそれごと水に漬けたり、他へ移らないように離すこともできます。
野菜のそばに行くと、1〜2匹はコバエが逃げていくので、この先もやっぱり出ないわけにはいかないと思いますが・・
密生させないでまばらに育てること、水はよく換えること、時々ニームオイルを溶かした水に漬けることで、虫害はかなり防げるように思います。
ローズマリー・バジル・りんご(3)です。
小さいカップに植えたのを、大きいスタバカップに入れてあります。
ミリオンは固まらないので植え替えがしやすいです。
なので、もっと大きくなってきたら、直接スタバカップに植える予定でいます。
続きます。