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Foodies! 125. クリスマス対決その一2106年
クリスマス直前のこの12月23日。
人で賑わう雑踏、新宿は伊勢丹脇を歩いていたら、小さなお子さん連れの若いお母さんが、
「あら、もうすぐクリスマスかぁ〜」
と言ったのがすれ違いざまに聞こえ、
大物だな!
と感心しました。
人みな浮き足立つこの季節に、なんだかいいではありませんか。
夫は敬虔なカトリック一家に育ち、自らもカトリック系の学校に行き、なんと神父になろうと思っていたそうです。
それを結婚してから知って私は驚き、
そういうことは結婚申し込む前に言ってよ、大事なんだからぁ〜!
と言いました。
日本語教師をやってると、イスラム教に改宗
(というより、もともと無宗教だったのを、入信した)して、
うまく行く人・行かない人、いろいろ見ましたし、
同じキリスト教でもプロテスタントとカトリックと、すごく違うし、
宗教を持つことということについても、自分の長年のテーマだったので、
私的には結構、重要事項だったんですよね。
子供は洗礼を受けさせてカトリックに育てたいのかとか。
(そういうことにならず、日本では全く教会に行かない夫ですが)
あとほら、誕生日。
日本は海外と交流するようになる以前は、1年に一回、全員が「お年取り」という、一斉に一歳年をとる、ということをやっていて、誕生日を祝う習慣がなかったのだそうです。
外国人と結婚して、いきなり、それまで
「ああいうのは子供のためのものでしょ?」
と思っていた誕生日とクリスマスが大事、というか、おおごとになりました。
嬉しいというか面倒臭いというか。
あ、嬉しいです嬉しいです。
しかしさすがにクリスマスは、今年からはダウンサイジング。
かつて、クリスマスツリーの下に、
じわじわと日を追って増えてくるギフトの包み。
うちも、義父母や義妹一家が送ってくれたので、そうでありました。
NZでは24日のイブには意味はないのだそうで、
25日の朝にパジャマのままで大騒ぎしてプレゼントを開ける、
というのが子供のいる家庭で見られることだそうです。
また、かつては届くクリスマスカードも多くて、
あちこちに並べたりぶら下げたり。
それがすっかりなくなってしまい、寂しい限りです。
夫、大丈夫かな?
さて、例によってGooglePhotoが、
「7年前のクリスマスを振り返るがよかろう」
と、昔の写真を送りつけてきたので、この際
最初に2016年の、続いて今年、2023年の食べ物を並べてみたいと思います。
おつきあいくださいませ。
まず第一弾は、
【2016年】
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今から思うと信じられませんが、ル・クルーゼの最小・中くらい・最大のサイズを全部使っていました。
今は物置にしまってあります。
ごめんル・クルーゼ。
この写真はスタッフィング、チキンに詰めるものです。
(古い翻訳だとよく、「詰め物」となっています)
この年は三つ作っていますね。
上、伝統的なパンを使うもの、左、甘栗とナッツのバターライス。
右はなんと牡蠣のバターライス。
義母直伝です。
よく面倒くさがらずにやったな自分。
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とても大きな電子レンジのウォーターグリルで作る焼き野菜。
チキンと一緒には作れないので、先に作って出しておきます。
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小さく見えますが、2kgの若鶏を二羽です。
昼間から飲みながら作るのは、師匠の「世界の料理ショー」グラハム・カーを見習って。
師匠、ちゃんとついていっていますよ!
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二羽は同時にはオーブンに入らないため、
ローズマリー・ガーリック風味の方はル・クルーゼで。
2kgのチキンが小さく見える、流石の最大径ですね。
焦げ目がつくのが不思議ですが、キャスト・アイアン(鋳鉄)鍋は、ダッチ・オーブンなどと呼ばれているそうなので、オーブンと思っていいのかな?
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デビルドエッグはいつも作ります。
葉っぱ類とマイクロトマトは、名古屋の社宅の庭で作っていました。
こんなのを食べながら、チキンが焼けるのを待ちつつ、
クリスマスにいつも見る映画を見たりしていたのでした。
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義父母から譲られたディナーセットというのをたまに出して使うのですが、
ひっくり返すとNoritakeと描いてあります。
そう、名駅(名古屋駅)近くの製陶会社、
あの有名な「のりたけ」の輸出部門の製品だそうです。
ノリタケ・ミュージアムにあるような、レトロな感じで、好きです。
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懐かしい、この3年前に義母が持ってきたクリスマス用の紙ナプキン。
まだまだいっぱいあります。
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長女が孝行時代の3年間、家から歩いて5分の、
中部地方では有名なケーキ屋さん、ピネードでアルバイトをしていました。
その間、クリスマスや誕生日のケーキを、社割で買ってきてくれました。
美味しいし、楽でした。
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こうして並べると、茶っぽいです。
チキンを切り分けるのは、西洋では父親の役目らしいです。
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翌朝は余ったチキンでサンドイッチをお弁当に。
今年のものは写真を撮り忘れて残念ですが、
この写真と全く同じだったので、成長のなさがわかりました。
以上がクリスマス対決出場中、2016年の選手の面々でした。
続きます。
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