これから長期はドルも円も安い 日本は貯蓄残高多い中高年が取り崩しゾーン 企業は不振で内部留保が減っていく 政府は債務を増やし続けるしかない

今ですがドル円相場だけ見て円高や!

とは言えない感じがします。

ドルも円もユーロも安い。

本気で円高だったのはITバブル前の95〜98年付近。

この頃原油も非常に安く、レギュラーガソリンは1L90円くらいでした。

ゴールドも1g500円くらいだったかな。

超デフレでマクドのバーガー80円の時もありました。

今も円高ですがガソリンは130円くらいしてますしゴールドは5000円超えてます。

いわゆるお金の価値が世界的に下がり、モノの値段はしれっと上がり続けているのです。

この理由としてITバブル崩壊、リーマンショック、チャイナショックなど、度重なる景気後退により金融緩和としてお金を増やしまくったこと。

政府はその都度財政出動し日米ともに債務残高を増やし続けました。

それと中国東南アジアの購買力が大幅に上がり、食料エネルギー需要がじわじわ上がってきていること。

この流れは止まらないと思います。

既に金融経済は麻痺状態になり、金融緩和をやめると途端に弾けてしまうことと、優良個人や企業がお金を借りず資産ばかり増やすので運用先がなく、金利は下がり続けています。

日本円が未だ高い感じなのは個人と企業の預貯金が異常に多いこと。

何故なら個人は政府の体たらくで年金不安があるため預貯金に走ることと、企業はいつ景気後退が来るか分からないから内部留保を増やす。

しかし預貯金のボリュームゾーンの50歳以上が預貯金取り崩しゾーンに入りつつあるのです。

政府の無意味な働き方改革に恐怖を感じた企業は、賃金水準が高い割に付加価値が低い50歳以上のリストラ、早期退職を進め始めています。

何故なら使えない人を下手すると70歳まで雇用義務生まれたら企業はやっていけなくなるから早めに切っておこうという魂胆。

仮に退職金3000万とか払ってもその後10〜15年の給与と社会保障費のコストから見たら非常に安く利益率が上がるからです。

そうなるとリストラされた多くの人は年金貰うまで預貯金を取り崩しながら低賃金で働くようになるでしょう。

高齢者はマクロ経済スライドかなんか知りませんが年金支給は毎年減らされるでしょう。

預貯金の取り崩しは確実に増えていくでしょう。

企業もこのところ新興勢力に押されて競争力が落ちており、GAFAのような研究開発投資してないから衰退するのは必然で、いずれ内部留保も取り崩すゾーンに入る。

預貯金の取り崩しで金融機関は元金が減るためレバレッジが減ってしまいます。

頼みの政府は債務を減らそうと増税ばかりしますから金利も上がらない。

政府しか借金するところないから、政府は債務を増やし続けるしかありません。

銀行の自己資本比率保つためにも政府債務はいくらでも吸収できるでしょう。

預貯金が減少し企業も悪い債務を増やし始めたらどこかの時点で円安に転じると思います。

円安と新興国エネルギー食料需要増でモノの価格はじわじわと上がりますが、個人と企業の購買力は低下続けるので生活だけ苦しくなり、家電や自動車など景気を押し上げるものは買われないから

スタグフレーションになる可能性が高いと思います。

老人の取り崩し需要が経済の中心。

なんとも元気がない感じ。

今、多くの若者はバブル期のようなブランド志向も自動車や住宅などの憧れも無さそうです。

相対的に人数少ない上、消費意欲も少ない。

そんな中、食料品やエネルギーだけ上がっていくから生活はどんどん苦しくなるでしょう。

円安も周辺国家の通貨に対してでなくモノに対して安くなるから貿易で稼ぐのも難しそう。

ドルもアメリカは債務を増やし続けるから安くなるでしょう。

消費増税もあって顕著に食料品は実質値上げ的な中身を少なくしたり、品質落としてコストカットする動きが目立っています。

次、消費税15%とかにしたら日本経済、特に高齢者が破綻するでしょうね。

アメリカに続く消費のエンジンが成長してこない限り、日本はどんどん苦しくなっていくでしょう。

ビットコインはモノみたいな扱いなのでじわじわと値段は上がっていくと思います。

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