たまには自分で自分を誉めてやれ
兄貴を追うようにチームに入った
身体が小さくパワーもスピードも
まだ身についていない
控えめで寡黙な少年だった
ただ諦めずにコツコツと努力ができる
兄貴もそうだった
なかなか試合に出れずに苦しんでいた彼が
中学野球部の様子を見に行ったら
投球練習をしていてビックリした
ウサギとカメ
成長するスピードは選手それぞれ
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僕も小学生の頃は身体が小さく
背の順で4年生で転校生が来て
ようやく前から2番目になれたが
線が細く華奢だった
それでも野球が好きで好きで
壁当てばかりしてたら
軟式ボールのイボイボが消え
ツルツルになってしまった
ある日、近所のママさんに
ホントに好きだね~
と声を掛けられたことがあった
親からそんな言葉を掛けられたことない
どう思っていたのかも聞いたことがない
今になって思えば
その言葉は僕にとって
背中を押してくれた大きな言葉だった
それからはひまつぶしの時間から
壁当てをするための時間に変わり
単なる一人遊びだけど
よし!と満足できるようになれた
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兄貴の時のような
サプライズを求めてはいない
前を向いてコツコツと努力している姿が
見れるだけでいい
どんな気持ちでプレーしているのか
想像して同じ時間を過ごしたい
その時僕は何と声を掛けるのかな
自分で自分を誉められるようになれる言葉
いつかウサギを追い越せる
その日が来ることを信じて
今できることを精一杯やればいい
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