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茨城県の自動運転バス(続編)

先日紹介した通常運行している自動運転バスについて、境町のホームページも参考にしました

この世界初ではないかとも思える、町に定常運行に自動運転バスを開始し、継続できているのは、もちろん境町の橋本町長の実行力だが

その背景を支える縁の下の力持ちの連携があってのことだろう

ここで使用されている自動運転バスは「NAVYA ARMA(ナビヤ アルマ)」というフランスNavya社製のバスが定員11名で3台ある


株式会社MACNICA(マクニカ)という会社が車両の輸入、メンテナンス、技術サービス・ソリューションプロバイダーとして、

車両・システムのメンテナンスを行い、技術面を中心に境町での自動運転バスの安全・安定運行を支援する

そして、自動運転バスの運行管理等は、BOLDLY(ボードリー)株式会社(ソフトバンク株式会社の子会社)が複数の自動運転車両の運行を


遠隔地から自動に管理・監視できる自動運転車両運行プラットフォーム「Dispatcher(ディスパッチャー)」で自動運転バスの運行を管理する

実用化のプロデュースとして、ルートの選定・設定、3Dマップデータの収集、障害物検知センサーや自動運転車両の設定など、走行までに必要な作業を行う


こうしたハード面とソフト面のバックアップ体制があって始めて実現するという、今後導入されて行くであろう町にとって参考になりそうだ

あとは予算を運営をどうやっていくかがポイントとなりそうだ。

5年間分の予算として5億2000万円を計上しボードリーとは運行管理やそれに伴う人件費を含むパッケージで契約した

人口約2万4000人の境町にとって、この5億2000万円は決して小さい額ではない。しかし、橋本町長によれば、その予算は「根回しすることなく満場一致で可決された」という


つまり、前回述べた課題はそれだけ深刻で、それを解決するためにも、町としてこの自動運転バスの導入は受け入れやすい案件だったともいえるだろう


その境町が次なるステップとしたのが、自動運転バスの運行エリア拡大だ

2020年11月のスタート段階では運行範囲を5kmとしていたが、それを早くも2021年7月の発表では4倍となる約20kmに拡大するとした

この中には大型商業施設や病院、さらには高速バスの発着場も含まれる。さらに住民からの多数の要望に応え、運行日も平日だけでなく、土休日も加えた

今後はオンデマンド運行を組み入れる計画で、その時はバス3台をフル活用することでLINEでの予約や、バスをその都度呼び出せるスマートバス停の設置も計画しているという


これが実現すれば、例えば明日は天気が良さそうだし、自分は足が悪いのでなかなかいけなかったが、近所の友達に会いに行こうと、スマホやタブレットで予約しておくと、


翌日予約された時間に、自宅前にバスが来てくれて友人宅まで運んでくれる正に無人の相乗りタクシーの存在になる


人生100年時代を迎えるにあたり、足が悪くなったり、目が不自由だったりして、世間からは免許証返上しろと言われても、素直にハイと言える環境がこの町にはある

出典元と境町ページ・写真は下記URL
https://merkmal-biz.jp/post/3958/2
https://www.town.ibaraki-sakai.lg.jp/page/page002440.html

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