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先輩の何気ない言葉に答えがある

昔バンドマンだった私は、バンドの先輩から「楽屋で関係者とすれ違ったらしつこいぐらいにお疲れ様ですと言え」と教わりました。

当時は、「そこまでするか?」ぐらいにしか思っていませんでした。しかし、今ではそれが私の接遇の土台になっています。

接遇とは、お客様などに丁寧で親切な態度や対応を行うことを指しますが、介護現場でも接遇は必要不可欠なのではないかと思います。

バンドマンの先輩の言葉に、今に繋がる答えがありました。

挨拶は介護職にも必要な接遇のひとつ


グループホームのように小さい空間だとスタッフとすれ違うことも多いのですが、私は「お疲れ様です」と出来るだけ言うようにしています。これこそ、バンド時代のなごりです。

冒頭でもお話しましたが、バンドマンは朝出会ったときでも挨拶は「お疲れ様です」と言っていました。

面白いもので、それがバンドマンとして当たり前になったころ、併行して初めた介護現場でも「おはようございます」ではなく、気がつけば私は「お疲れ様です!」と挨拶していました。

接遇という言葉で現すと少し固い表現だったかもしれません。

しかし、「挨拶」も相手に良い印象を持ってもらう行動のひとつ。私は介護職に必要だと思います。

雑談から本音やビジョンが拾える

若い部下と雑談をしていると、そこから本音やビジョンが拾えます。

若い部下の「現在地」を知ることはマネジメントにおいてはとても重要です。現在地がここなら、「目的地」はどこで、そこまでどうやって歩めば辿り着けるのか。

私が直接答えを出すのではなく、本人が自ずと見つけられるように寄り添うのが先輩の役目なのではないでしょうか。

大事なのは個人面談みたいなガチガチな空気感ではなく、日常の延長で雑談をすること。

そう、後輩との何気ない「雑談」のなかにこそ、答えが転がっていることが多いです。

介護業界でキャリアを上げるひとつの方法として、ぜひ考えてみてほしいなと思います。

2024.3.7  BIGBOSS小柴
  編集:池森理恵   

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