ライブで緊張した話/曲作りに必要なもの
久々にライブをした、去年の8月ぶりだから一年ぶりである。以前からライブの前はよく緊張していたけれども、久々のライブは今までの比じゃないくらい緊張した。Apple watchが心拍数の異常な上昇を検知して、アラートを出すぐらい緊張した。
極度の緊張が、いにしえの記憶を呼び起こした。大学生、軽音楽サークルに入って初めてのライブである。ちなみに初めてのライブでは、アジカンのループ&ループと、DOESの修羅を演奏した。足がガタガタ震えており、MCで「見てください僕の足。ガタガタ震えてます」と言った記憶がある。これは自分を客観的に見ることで、緊張を紛らわせようとした苦肉の策であったが、全く効果は無く終始緊張していたことを覚えている。
ガタガタ足が震えた初ライブから、10年が過ぎようとしている。自分の作った曲を聞いてくれる人がいるというのはありがたいものであり、同時に不思議な気持ちだ。曲を作り続けられることを嬉しく思う。
実は作曲すること自体はあまり得意じゃない。曲のアイデアが何も思い浮かばない時間が、「お前の作曲の泉はもう枯れていて、もう二度と曲は作れないよ」と思わせてくる悪魔の時間だからである。そんなときは、机に向かっても何も思い浮かばないし、どんなフレーズもどこかで聞いたことあるつまらないものに思える。けれどめげずに、メモ帳に気に入った言葉を書き溜めて、ボイスメモに気に入ったフレーズの録音を続けていると、ある瞬間ふと曲になるのである。合体ロボが誕生する瞬間みたいに、単体では弱かった奴らが集まると良い曲になったりする。その瞬間は楽しい、「うわーとんでもないもの作ってしまったぜ。世界が見逃さないね!」など、自己肯定感の塊が脳内を闊歩する。毎回アホほど単純だなぁと思うけれど仕方ない。人間そういうものである。きっとおじいちゃんになってもその感覚は消えないであろう、消えないで欲しい。そして何を隠そう現在僕の脳内では、自己肯定感の塊が闊歩しているのである。僕は天才かもしれない。おやすみ。世界は明るいぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
国道につつまれたなら/つくね大戦争
国道の果てで、どうか僕のことゴミ野郎だと軽蔑してよ
https://youtu.be/JIGEA2nyFC8
怪獣のバラッド/つくね大戦争
「私あの時ああしていれば」なんて思うかしら、時代遅れの産物か
https://youtu.be/r45dwk0KUeM
よい曲を作り続けます