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「空腹は最高の調味料ってやつさ」「このジャズが聞こえたときが…お前の最期だ!!」「ふ~じこちゃ~~~ん」ビッグバンドが映えるアニメやゲームの紹介

はい、ビッグバンドファンです。今日はビッグバンドが映えるアニメやゲームの紹介をしていきたいと思います。

ルパン三世

ビッグバンドが映えるアニメといえば、まず最初に出てくるのがこれかなと思います。大野雄二さん作曲の主題歌は勿論のこと、劇中歌含めてルパンの世界観とマッチした音楽はアニメの人気と合わせて人気を獲得していったと思います。

ルパンはただ年代やシリーズによってアレンジが変わったりするので、一言にルパンのテーマが好きだと言っても結構好みが分かれる場合があります。上のものは'78ですが'80も結構人気があるように思います。

30周年を記念して作られた'97というのもあるようです

2010ともなるとオシャレ3拍子になったりします

劇中歌の中ではSamba Temperadoなんかは結構人気高いんじゃないかと思います。

ルパンは共通しているのは、フルートの華麗さとトランペットの華やかさ、そして独特の疾走感でしょうか。作品自体のテンポの良さ、音楽聞いているだけで銭形とルパンの追いかけっこ、ルパンの軽妙なやり口といったものがイメージ出来ます。

一方、原作者であるモンキーパンチ氏が漫画アクションで連載していたいわゆる「ハードボイルドなルパン」はアニメとしては1作目になりますが、その流れを汲んだスピンオフ作品、通称「小池ルパン」なんて言われたりしますが、こちらでは大野雄二さんではなく菊池成孔さんが担当します。代表作となった「峰不二子という女」、これも音楽と作品がとてつもないレベルでリンクしてきます。

これは是非最初の1話だけでもいいので実際に見てもらいたい。イントロからとてもひきこまれます。

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0757313Y1/ref=atv_dp_share_cu_r

機動戦士ガンダム サンダーボルト

というわけで、菊池成孔さんつながりで来るのがこの作品になります。この作品、ガンダムの中では異質で作品の中で音楽がとても重要な要素として描かれています。ジオン側のパイロットがポップス好きに対し、連邦側のパイロットはジャズ好きという、しかもかなりの悪役面で口も悪い。

しかし、これがまた合うから困りもの。菊池成孔さんのセンスの良さに脱帽です。ただ、ビッグバンドじゃないよね?と思われた方、イベント上映のエンディングテーマをDC/PRGが演奏しています。

「これビッグバンド????」と思われた方は以下の記事を参照してください。世間ではこれもビッグバンドと呼ばれております。

まぁ、カッコイイから許して頂戴と言われたら「そうですね」としか言いようがない。結構この作品キッカケに「今時のジャズ、カッコイイね」と言う人もいて、やっぱり人気作品の音楽っていうのは世間への影響デカイんだなと思います。

カウボーイビバップ

さて、菊池成孔さんつながりでルパンからガンダムに流れましたが、ビッグバンドとアニメ作品のマリアージュとしてルパンに並ぶ傑作といえば、この作品になるでしょう。カウボーイビバップ。主題歌のTANK、本当にカッコイイですよね。

制作はガンダムでもお馴染みのサンライズが担当、実はこの作品自体、最初は企画段階でかなりボツりそうな勢いだったようで、wikipediaにその辺りの経緯が詳細に書いてあるので抜粋します。

サンライズは元々、玩具の商品化を前提にしたオリジナルのロボットアニメを数多く製作しているスタジオであるが、本作も『スター・ウォーズ』シリーズの人気再沸騰で宇宙船ブームが来ると見たバンダイホビー事業部から「宇宙船のプラモデル展開ができるアニメ」というオファーが届いたことが企画の発端になった。渡辺は南から「何か企画はないか」と聞かれ、アメリカのバウンティハンター稼業をヒントに、近未来の宇宙を舞台とする無国籍アクションものをその場で思いついた。コンセプトはスペースオペラならぬ「スペースジャズ」で、企画タイトルは「流れ星ビバップ!」(次いで「シューティングスター・ビバップ)。しかし独特の作風に周囲の反応は悪く、サンライズが同時に進めていた別の企画と一緒にさせられそうにもなった。スポンサーが「これじゃ宇宙船売れないから」と降りてしまい危うく没になりかけたが、バンダイビジュアルの協力で放送にこぎつけた。サントラを発売するレコード会社には「ジャズなんて日本で何枚売れてると思います?」と反対され(菅野も最初は「ジャズなんて絶対に売れないよ」と思ったという)、放送前に第1話を観た関係者の声は「渋すぎる。売れないよ、これ」だった。玩具のロイヤリティ収入が見込めない分、音楽CDと映像パッケージによる投資回収計画が緻密に練られた。結果的にはソフト関連がヒットし、本作は「ビデオと音楽CDのセールスでガンダムシリーズに匹敵する実績を上げた」とサンライズは述べている。南によると制作費がかなりかかった作品であり、社長に「南、お前は会社を潰す気かっ」と言われるほどだったという。

スポンサーが「これじゃ宇宙船売れないから」
サントラを発売するレコード会社には「ジャズなんて日本で何枚売れてると思います?」と反対
菅野も最初は「ジャズなんて絶対に売れないよ」と思った
第1話を観た関係者の声は「渋すぎる。売れないよ、これ」だった

散々な反応だったようですね。まぁ、結果的にはビデオと音楽CDのセールスでガンダムシリーズに匹敵する実績を上げたようですが、そうなんですねぇ。私なんかは普通に1話からカッコイイなぁと思ってみちゃいましたけどねぇ。

なお、この作品もルパン三世同様主題歌は勿論、劇中歌も含め菅野よう子氏率いるSEATBELTSが演奏しており、作品とリンクしながら物語を盛り上げるキーファクターとなっています。個人的にはTANKも勿論いいのですが、「What Planet is this?」も好きですね。

ちなみに菅野よう子さん、この作品以外でも沢山発表されていますが、何といっても今一番有名なのはこの曲になるかと思います。

本当に何でも作れてしまう人っているんですねぇ。

Cuphead

こちらはアニメではなくゲームになるのですが、カナダのインディーゲーム開発会社であるStudio MDHRによって作られた2Dアクションシューティングゲーム、横スクロールシューティングゲームです。2017年9月29日にりMicrosoft Windows 10とXbox One向けにリリースされ、瞬く間に人気を獲得、発売2週間で100万本突破、12月には200万本突破、その後2019年4月18日にはNintendo Switch版が発売され併せて他機種でも日本語に対応し、2020年7月29日にはPlayStation 4版が発売されています。Studio MDHRの発表では2020年7月時点での世界累計販売本数が600万本を超えたという作品のようです。何が面白いかというと、絵柄やストーリーが1930年代のアメリカのアニメーションをモチーフにしており、それに合わせるように音楽もガッツリスウィングビッグバンドのサウンドだというところです。こんな感じです。

BGM分かります?時代に合わせて本当にガッツリビッグバンドです。BGM収録の動画はこちら。

で、こちらどうやらNetflixでアニメにもなるようです。

しかも開発元のStudio MDHRが譜面の販売までやってます。

このCupheadの公式楽譜は、「ハイスクールのコンサートバンド」「ハイスクールのジャズバンド」「プロのバンド」「バーバーショップカルテット(ア・カペラ)」を対象とする4つのエディションからなり、それぞれ価格と収録曲が異なります。

・ハイスクールのコンサートバンド(High School Concert Band、価格30ドル):Die HouseとInkwell Isle 1の楽譜を収録。
・ハイスクールのジャズバンド(High School Jazz Band、価格35ドル):Carnival KerfuffleとClosing Credits、All Bet’s Are Off、Floral Furyの楽譜を収録。
・プロ用楽譜(Professional Charts、価格50ドル):All Bets Are Off、Carnival Kerfuffle、Clip Joint Calamity、Closing Credits、Floral Fury、Sugarland Shimmy、Threatenin’ Zeppelinの楽譜を収録。
・バーバーショップカルテット用楽譜(Barbershop Quartet
charts、価格5ドル):オリジナルサウンドトラックにおいて’Shoptimus Primeが歌ったDon’t Deal With the DevilとA Quick Breakの楽譜を収録。

サイトに行くと各曲の楽器構成やスコアのサンプル等も見られますし、決済はクレジットカードまたはpaypalで可能ですので、聴いてみてよろしければレパートリーに取り入れようというバンドも多いのではないかと思います。

ちなみに見た目と違ってゲームの難易度が相当高いということで、YouTubeでもゲーム実況動画が結構上がっています。視聴回数見ると結構な回数見られているので中高生のゲーム好きには割と知られたゲームなのかもしれませんね。

というわけで、いかがでしたでしょうか?いずれも作品世界とリンクした形で華やかに作品を彩る、存在感の強さが特徴だったりもします。今後もアニメやゲーム、音楽にも注目しつつビッグバンドの活躍が更に広がっていくと面白いだろうなぁ、なんて思っています。以上、ビッグバンドファンでしtあ~、ばいばい~

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