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アラサーの苦悩

このままで良いのだろうか

自分は進むべき方向に進んでいるのだろうか

進みたい方向はこっちなんだろうか

自分の進みたい道はどんな道なのだろうか

そもそも自分は前に進めているのだろうか


こんなことが頭の中でぐるぐる


周りは転職したり、自分で事業を興したり

凄いなーって

しっかり自分で道を描き、進んで行っているんだなーって

自分だけが前に進めているのか分からず、同じところをぐるぐる回っているんじゃないかって


でもどうやらそういう答えの無い疑問に追い詰められているのは自分だけではないようです。

30歳前後の人にはほとんどの方がそのような状態だということを記したブログ、論文を最近読みました。(以下のリンクから論文を無料でダウンロードできるところまで行けますが論文自体は英語です。)

「クオーターライフ・クライシス」と呼ばれる、多くの人が経験するクライシスだそうです。


簡単にどのような変遷を辿るか原文を読んだ上でブログ内の和訳も参考にさせていただくと以下のように説明されます。

フェーズ 1:仕事、社会的グループ、恋愛などにおいて、自分がした選択が実は望んでいなかったものと思い始め、閉じ込められてしまったように感じる。


フェーズ 2:感情的なピークを迎え、自らのアイデンティティーを喪失したように感じる。自分の存在価値や信念を疑い始める。


フェーズ 3:それまでのライフスタイルを変えたり、色々もがいたりして新たな自分を見つけようとする。自分を閉じ込めていたと感じるものと決別する。自分が誰であり、何をしたいのかを見つけるための「タイムアウト」状態に入る。


フェーズ 4:新たな役割や内的動機などを見つけ自らを再建していく。クライシス前より良い人生を送れていると徐々に感じられるようになっていく。


しかも、1〜4まで順に進んでいくとは限らず、途中でフェーズを逆行することもあるとのことです。


私はフェーズ1を数年前から感じ始めました。仕事自体は割と好きで評価もある程度してもらえていました。恋人もおり(今の妻)、公私共に割と充実していた中でも将来のイメージができませんでした。

転職活動も緩くしており、環境を変えれば人生が変わるのではないかと思っていました。

転職はしなかったもののNYへの転勤という形で環境を変えることにしました。あまりNYで生活したいという気持ちはありませんでしたが、何か変えられるかもしれないと思い切って来ることにしました。

フェーズ2をあまり経ずにフェーズ3に移ったような形でしょうか。


しかし、図らずして今はフェーズ2にどっぷり浸かっているような状況になりました。NYで一花咲かせてやろうと意気込んでいた私を待っていたのは理想と現実のギャップでした。


お恥ずかしいことに自分は仕事が結構できる人間だと思っていました。でもNYに来てからは「あまり相手にされない」、「分かっているけど実行できない」、「分からない」、「何が分からないのかも分からない」ということが多すぎて

あー、思い上がりだったんだなぁ

と気が付いたんです。自分より上手いことやっている駐在員やすごく仕事ができて頭の良い日本の本社にいる人たちと関わっていると自分は役割や待遇に見合った価値を創造できているのだろうかとどんどん答えの無い疑問に深く、深くハマっていくんです。


こういう現象が学術的研究がされていて、多くの人が同じような状況にあるんだと知りましたが、かと言って別に救われた気持ちにはならないです。

人の問題は人の問題で、私の問題は私の問題だからです。自分の問題は自分しか解決出来ないです。ただ、ブログにあるように友人と話し合うのは良いかもしれないですね。


思考の整理方法にはタイプがあって、人によっては文章にすることでスッキリする人もいれば、人に話すことでスッキリする人もいると思います。私は後者なので気の置けない友人にどこかのタイミングで話してみることにします。


#考え方 #20代 #30代 #悩み

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