2024/04/17 おぼしき事言わぬは腹ふくるるわざ
諺かと思っていたら、徒然草の一節だそうだ。
歳をとると、ひと様のお世話になることが増える。だから、人に嫌がられることはすまい、言うまい。そうは思うのだが…
言わぬは腹ふくるることになる。
世間では、穏便に済ますことが人間が出来ているということになるようだ。
さて、いかがすべきか…
自分の考えを言う前に、相手の話を聞くようにしたらどうだろう。しかし、相手から先に話してくれるとは限らない。まず、相手が気持ちよく話したくなるように水を向ける。
こうして独り言のように書いていると、名案が浮かんでくるなぁ…(笑)
相手と仲良くなりたいわけではない。できるだけ関わりたくない。だから、黙って、自分が下がればいいと考えたが、それでは腹が膨れる。
まず相手の話を聞き、自分を見直し、なお言いたいことがあったら、おもむろに述べよう。逆ギレされて相手が箸にも棒にもかからぬ人だとわかったら、その時は、ハテ?どなた様でしたかね?とボケたふり(間もなく、ふりをしなくても済みそうだが)をして退こう。いったん腹から出してスッキリしたら、速やかに忘れるに限る。