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2024/05/10 『あなたの写真を拝見します』より その1
先日、地元図書館で借りた。ぜひオススメしたい。といいながら、ネタバレだが、何回かにわけて抜粋して紹介したいと思う。興味を持たれたら、ぜひ読んで欲しい。
写真を撮るということ
カメラを持つということが、すでに土足で踏み込むことが前提の行為なのだということを本当に知っている人が、どれほどいるだろう。
なんでも撮ることが写真家の真髄である、と言うようなことを述べるに至っては、大バカもんだと思う。
写真家が現場のできごとと交わってしまったときに、あるいは、写真を超える写真に収めきれないなにかに心揺さぶられたときに、写真というものは撮れないものであり、撮らないものなのだ。
誰もが、あまりにも簡単に自由に写真を撮れるようになった、今。
写真はカメラが撮るものではなく、人の心が撮るものだということを肝に銘じたい。