
2024/04/24 ものが言いにくい世の中
言わぬは腹ふくるると先日書いたが、言うのはそう簡単ではない。
1週間ほど前、機会を見つけてやっと言った。今日、雨の中を工事に来てくれた年配の男性と話もでき、およそ2年もの間モヤモヤしてたことがやっと解決した。
言ってよかった。これは今日の午前中のこと。
さて、午後は、歯医者に行った。
先週の土曜日に診てもらったが原因はわからないと言われた。ちょっと薬を付けてもらったが治らないので今日また行ったというわけだ。医者とはいえ、ひと目では原因が分からないこともあるだろう。分からないものを分からないと言うのは正直でいいが、医者としていかがなものか。分からないのひと言では不安が募る。
まぁ、心配はないですよと言ってもらいたいところだが、今の医者は決して言わない。万が一、医者の見立てがはずれた場合には、患者がイチャモンをつけて責任問題になるやもしれない世の中だからだ。医者が及び腰になるのも無理はない。
個人情報云々で表札を出さない家への配達はさぞ大変だろうが、はっきりした検査結果がなければ自分の経験や勘で返答できない医者も大変だ。
医者の「大丈夫、あまり心配しないように」というひと言で、患者は安心して治るかもしれないのに。病は気からの部分も大きいのに。医は仁術ではなくなった
ところで、私の歯はどうしたのだろう。他の病院へ行こうかと思ったが、ちょっと待て!と夫に言われ、しばし様子をみることにした。たぶん、老化のせいだろう。
個人情報も、検査結果も使い方次第。ものが言いにくい世の中になってしまっては、元も子もない。