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飲酒ー2018_08_05

お酒を飲みたい。

普段はほとんどお酒を飲まない。
大学の同期会でも頑なにウーロン茶しか頼まなかった。飲み放題なのに。
そもそも、アルコールの匂いが苦手なのだ。
飲酒を経験する前にコロナ渦が直撃した世代であるため、
アルコール=消毒液
という思考プロセスが刷り込まれてしまっているのかもしれない。

それはそれとしてお酒の味自体は好きだ。
ウィスキーも薄めのハイボールであれば飲めるし、カルーアミルクなどのカクテルも味を楽しむものとして考えれば好き寄りである。
しかし、アルコール。こいつの存在がいけない。消毒液である。
考え方としては、チョコミントアイスを食べて、「歯磨き粉の味がするぅ!」という人々と同じなのかもしれない。チョコミントは好きだ。

逆に言えば、ノンアルコール飲料は好んで飲んでいる。
高校生の頃から買い物のたびにノンアルコールビールを買ってもらっていた。確か法律上は問題なかったはずだ。
ノンアルコール飲料を未成年が飲むことが推奨されていない理由としては、
未成年者のノンアルコール飲料の飲用が飲酒につながる 懸念があるなぜいけないのか、 未成年者の飲酒 - 東京都医師会 より引用)」などがあるが、私は元々アルコールの匂いが嫌いなので、「成人してもビールよりノンアルビールの方が飲んどるわボケ」という気持ちだった。

本当にそうなるとは思っていなかった。
そもそも酒に弱すぎるのだ。これは遺伝だろう。母親は普通くらいだが、父親はまあまあ弱い。顔がすぐ赤くなるし、すぐ寝る。
その子である私もまた、人より弱い方だ。すぐ眠くなるし、頭も痛くなる。ほろよい1本もあれば、ちょい眠いくらいには仕上げることができる。

実をいうと、冒頭で「お酒を飲みたい」と書いたように、もう少し窘めるようになりたいとは思っている。

数日前、古い友人たちと早朝からふざけて呑みに行った。友人たちがバンバン酒をあけていく中で、そのおこぼれを貰い、呑んでいる風を装う私は酷く滑稽なものだったろう。
あとなんか、音楽をかけた瞬間に呑むというノリが1人に対して発生したため、それでオモロのバランスをうまく取り持ってくれた感があった。ありがとう友人。その日2時間しか寝てなかったのに。
(誤解のないように追記しておくと、その友人は一気をしたわけではなく、一気するフリをして1滴くらいしか呑まないというフザケのノリである。)

飲み会自体は楽しかったが「お酒を飲む」という行為に対して、同席した友人と同レベルの楽しさを発揮できなかったことが悔しかった。
社会に出ると飲み会をする頻度も増えていくはずだ。その時に耐えられるような肝臓と脳味噌づくりに励もうと思う。


こんな文章を書きながら、私はノンアルコールハイボールの缶を開けているのであった。

一番好きなノンアル。これだけでいい。


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