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全米大学体育協会(NCAA)にトランス選手は10人以下、だから何?

先日アメリカ上院議会の公聴会において、NCAAのチャーリー・ベイカー会長はNCAAに所属する51万選手のうちトランスジェンダー選手は10人以下であると証言した。

昨日(12月17日)火曜日、共和党のジョン・ケネディ上院議員とジョシュ・ホーリー上院議員は、NCAAがトランス女性自認の男子選手を含むことについて、ベイカー氏に質問した。

ベイカー氏は、トランス自認の男子選手が一般女子選手よりも身体的に有利かどうかは「常に議論の余地がある」と述べた。それに対しケネディ議員は、「議論の余地があると?生物学的な男性が、生物学的な女性に対して、常に優位に立てると思わないのですか?」と尋ねた。「あなたの定義に従えば、私もあなたに同意する」とベイカーは言った。

最近このトランスジェンダーなんて、数が少ないのに何をそんなにムキになってるんだというのがトランスジェンダー活動家たちの言い分になってきたが、それをいうなら、そもそもそんな少ない数の人たちのために何故女子のみという女子競技の規則が女子自認の男子も含むと変えられたのかという質問に答えてほしい。そんな人たちは極々稀であるというのが事実なら、そんな稀なひとたちのために女子専用空間や活動を明け渡す必要はなかったはずだ。

2015年、アメリカ各地で女子トイレに女子自認男子も許容すべきだという規則が通り始めていた頃、そんなことをしたら女子トイレに痴漢目的の女装男子がどんどん入り込むようになると多くの女性たちが懸念を示した時、そんな人の数は限られているから一般人には影響がないと言った活動家たちの言葉を私はよく覚えている。その時私たちジェンダー批判派(GC)は、今現在そんな人が居るか居ないかが問題なのではなく、将来女性を自認する男性たちがそういう施設に入って来ようとしたら入ってこれるのか、もしそういう人たちが入ってこれる可能性が少しでもあるのなら、今現在そういう人が居るか居ないかではなく、今後も絶対に起きないように阻止しなければならないのだと言った。

規則を作る立場にあった人達が我々のその懸念を無視したせいで今や欧米がどんな状況になっているかは皆様もよくご存じのことだろう。

最近目にしたNHKのこの記事、トランスジェンダーのボクサー 日本初の男性プロ挑戦を断念 | NHK | #ボクシングでは、元女子ボクシングの選手がトランスジェンダーになり男子競技に挑戦しようとしたが、訓練中に男子とのパンチの力強さの違いを実感し断念したという記事だ。女子ではチャンピオンでも男子には勝てないのだ。

以前にW杯のアメリカ代表女子チームが高校生男子チームと親善試合をやってぼろ負けしたという話がある。またビーナスとセリーヌのウイリアムス姉妹の絶頂期に男子プロランキング300位の男性と同じ日に続けて練習試合をしてたところ、この男性は姉妹二人をいとも簡単に打ち負かしてしまったという逸話もある。

つまり、女子のエリート並みの男子は各種目に何百人と存在しているのである。ひとつの女子種目に10人以上のトランス選手が出場したら、女子は永久にメダルを取れなくなるのだ。NCAAに何人女子が参加していようと今何人の女子自認トランス選手がいるかなんてことは全く意味がない情報なのだ。

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