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ヘリコプターを自認して何が悪い?自分の性別は自分で決められるんじゃなかったの?

この間、自分はトランス女性だと主張した女性たちにトランスジェンダー活動家(TRA)が発狂していたが、今度は自分はヘリコプターを自認しているなどといってTRAをおちょくる人たちに対して性別は自認で決まるのではないと言い出すTRAが出て来た。こちら私が愛読しているキャスさんのノートから引用:強調はカカシ。

実際のところ、性同一性(ジェンダー・アイデンティティ)というものは、誰でも自称すればそうなるというものではなく、性科学に基づいて学術的コンセンサスのある概念です。多くの人々は2~3歳でジェンダー・アイデンティティを認識するようになります。その際、出生時に割り当てられた性別と一致する人は「シスジェンダー」と呼ばれ、一致しない体感を持つ人は「トランスジェンダー」と呼ばれています。

その性同一性(ジェンダー・アイデンティティ)というのは、そもそも「心は女(男)」といった概念ではありません。長期にわたって持続的に体感されるジェンダーのことであり、社会の複雑なジェンダーの構造が絡んでいます。個人の心の話ではありません

いつも思うのだが、TRAは行き当たりばったりのことを言うのでいずれ自分らの言ってることが矛盾だらけになってしまう。

TRAは常に他人の自認を尊重しなければいけないと言っている。自分は異性かもしれないといってジェンダークリニックへ相談に来た患者にむかってカウンセラーが「何故そう思うの?」と聞くだけでライセンスを失う危険があったり、裁判中に検察官が強姦犯の被告を「彼」と呼んで制裁されるなどと言うことが実際に起きているし、親が自分の子供の性自認を受け入れないと親権を失ったりする。だいたい性自認で性別が決まらないなら一体何で決まるのだ?

キャスさんは「性同一性(ジェンダー・アイデンティティ)というものは、誰でも自称すればそうなるというものではなく、性科学に基づいて学術的コンセンサスのある概念です。」と言っているが科学的に個人の性自認が何であるかを客観的に判別する方法はない。

例えば動物が雌か雄かを客観的に判断することは簡単だ。単純には外性器、それが微妙な場合はDNAの検査で客観的な判断は可能である。しかし性同一性障害(GID)は身体の障害ではなく心の障害なので、これを判断するのは長期にわたる精神鑑定が必要だ。そしてこれにはキャスさんが言うような学術的コンセンサスは存在しない。

それにキャスさんはGIDを病むトランスセクシュアル(TS)と性違和はないがトランスを自認しているとするトランスジェンダーを混合している。トランスセクシュアルというGIDを病む人は幼い頃から自分の身体(特に外性器)に嫌悪感を持っており、自分の性別を表す部位を持つことに限りない苦痛を覚える人たちのことだ。とはいえ性違和を2~3歳の頃から持つなどということは非現実的だ。そんな年齢の子供には自意識などない。第一普通の人が物心つくのはせいぜい4歳児くらいになってからで、それですらその時自分が何を考えていたかなんて普通は覚えていないだろう。またTSの人の多くはホルモン治療や手術で性別が変えられるとは考えていない。

それに比べてトランスジェンダーと呼ばれる人たちは特に身体に違和感を持っていない。それどころか40歳や50歳になるまでは普通の男として暮らし結婚して子供まで設けた人が中年以降に自分は女だと言い出したりする。この人達が実際にトランスジェンダーかどうかは彼らの自称以外に客観的な証明方法がない。彼らが本当に異性を自認しているかどうか、脳波や血液検査などではっきりと確定することはできないのである。

それに私はTRAの人達が「女とはなんぞや」と聞かれて、「女とは本人がそう思う人が女」と言ってるのを何度聞いたか解らない。それは本人がそう言えばそうなると言っているのと同じだ。

異性を自認する人が本当にその性を自認しているかどうかの判断は、本人がヘリコプターを自認しているかどうかを判断するのと同じで不可能なのである。


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