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TERF(ターフ)の勝利!イギリス性違和未成年への思春期ブロッカー処方を半永久的に禁止する

イギリスから良いニュース。性違和のある子どもに処方されてきた思春期ブロッカーがイギリスで永久的に禁止されることとなった。ルプロンを含む思春期ブロッカーは子供の身体に不可逆的な害を与えるだけでなく性違和の緩和にも役に立たないというキャス報告書の結果を得て一時的に処方禁止となっていたが、今回これらの薬品を性違和未成年に処方することが半永久的に禁止されることとなった。

  • 英国において、性別不一致および/または性別違和の治療のための個人処方による思春期ブロッカーの販売および供給が、18歳未満に対して無期限で禁止されることになった。

  • これは、独立した医薬品・キャスレビュー委員会からの患者の安全性に関する助言と的を絞ったコンサルテーションを受けたものである。
    政府とNHSは、全方位的な支援を提供するため、子どもの性別サービスを改善し続ける。

  • この命令は無期限となり、2027年に見直される。

イギリスがここまでくるのは長く苦しい道のりだった。しかしこうまでなったのもトランスジェンダー活動家(TRA)からTERF(ターフ、トランス排除的過激派フェミニストの意)と呼ばれて蔑まれ攻撃された女性たちの勇気ある根気強い運動の賜物である。これについてジョセフィン・バートッシュ(Josephine Bartosch)が意見を書いているので読んでみよう。

思春期ブロッカーの危険性を最初にイギリス議会に訴えたのは「女にしゃべらせろ」運動で有名なフェミニスト(本人はトランスアライのフェミニストたちと区別するためにフィーメリストと自称している)のケリージェイ(別名ポージー・パーカー)とヴェニス・アラン(Venice Allan)だった。2019年のことである。

二人は弁護士やジャーナリストやNHS保険省の密告者らを引き連れて、国会議員たちの前で証言した。しかしこの公聴会に参加したのはムーニー(Moonie)伯、タニ・グレイトンプソンとデイビッド・TC・デイビース議員だけだった。労働党のジェニー・フォームビイ(Jennie Formby)書記総長はムーニー伯にこのような公聴会への出席は彼の党議席に響くと警告した。当時ジェンダー批判派(GC)の警告はファシストだの福音書宗教右翼だのと言って危険視されていた。しかしヒラリー・キャス博士の根拠ある報告書によって、やっと彼女たちの警告が正しかったことが証明されたのだ。

ルプロンのような思春期ブロッカーは末期睾丸癌患者や性犯罪者の化学去勢に使われるものであり、副作用として骨の密度が減ったり不妊症になったり知能知数が低くなるなどの危険性があり、それが性違和のある子どもに本来の使用途と違った目的で広く処方されてきた。

しかし労働党のウエス・ストリーティング(Wes Streeting)保険・社会保障長官はこの問題に取り組むのに躊躇していた。彼は一時期ストーンウォールのメンバーでフェイスブックでGCを標的に攻撃するグループにも所属していた。しかし保守党から保険省長官の座を引き継いだ彼はようやく重い腰を上げて正しい決断をした。このことで労働省内部からは彼を批判する声もあがっており、彼は何人かの労働党議員たちからオープンレターが送られたりしている。

しかし時代は変わったとパートッシュは言う。トランス活動の大御所と言われた人権団体ストーンウォールも以前の勢いを失い規模は大幅に縮小され、子供のトランスを煽っていたマーメイドも慈善団体として種々の違反行為が発覚して虫の息状態。

10年近く前、私はトランスジェンダー・イデオロギーが子どもたちに与える被害について知った。運動家たちは、女性の権利、保護、信仰のいずれに関心があるにせよ、NHS性同一性サービス内のスキャンダルを暴露するために地下ネットワークでつながった。2015年にステファニー・デイヴィス=アライによって設立されたトランスジェンダー・トレンドのようなグループは、役員室ではなく居間から先頭に立って活動を行った。体制側のコンセンサスと思われるものや、トランス活動家たちからの脅しにもめげず、草の根のオーガナイザーたちは政府に注意を払うよう迫った。

(略)

子どもたちに対するこのグロテスクな実験の幕引きは、私たちに希望を与えてくれるはずだ。目をそらすことを拒んだ草の根運動家たちは、マーガレット・ミードの言った「思慮深く、献身的な市民の小さなグループが世界を変えることができることを疑ってはいけない。まさしくそれだけが世界を変えてきたのだ。」が正しいことを証明した。

ターフと呼ばれた女性たちにエールを贈ろう!

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