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連邦判事がサンホセのトランスジェンダー選手出場を許可判決に怒り沸騰

本日驚きはしないが腹立たしい記事を読んだ。

連邦裁判官は月曜日、サンホセ州立大学のトランスジェンダー・バレーボール選手が、女子チームで競技を続けることができるという判決を下した。
この判決は、コロラド州連邦地方裁判所のS.カトー・クルーズ判事によるもので、サンホセ州立大学が他の6校が参加するカンファレンス・トーナメントに出場する2日前に下された。 サンホセ州立大学が所属するマウンテン・ウェスト・カンファレンスの他の5大学の現・元選手たちは、11月13日の訴訟で、この選手を競技から締め出すよう求めていた。選手たちは、サンホセ州立大の現共同キャプテンと最近停職処分を受けたアシスタントコーチも加わり、そうしなければタイトルIXと憲法修正第14条の平等保護条項に基づく権利を侵害すると主張した。 この訴訟は、チームにトランスジェンダーの選手がいる場合の勝敗と棄権試合について定めたカンファレンスの方針を覆し、他のチームが同校との対戦を拒否した結果であるサンホセ州立大学のレギュラーシーズンの勝利を取り消すことも求めていた。 今シーズン、サンホセ州立大学との対戦を危険したマウンテンウエストのチームは、いずれもその理由を明言していないが、ネバダ大学リノ校の選手たちは10月26日、女子スポーツにおけるトランスジェンダー選手の排除を主張する集会を開いた。

ザ・ヒル

この判事は2023年にバイデン大統領が任命した判事。さもあらんである。しかし思うにトランプ大統領は就任早々男子の女子競技参加について大統領命令を出すつもりだと言っているので、このトーナメントには間に合わないが、来年からは色々変わるはずである。

無論大統領命令は次の大統領が覆すことが出来るので、トランプ大統領は議会で男子の女子競技参加を全国的に禁止する法案を議会が提出するよう勧めている。議会を通して法律になれば、次期大統領が勝手に覆すことはできないからだ。無論そうなれば、誰かがそれは違憲だと言って訴訟が起きる。そしてそれは最高裁まで行くだろう。幸いなことに今の最高裁は保守派の方が多数議席を持っているので最高裁で覆される恐れもない。

だからアメリカの学校システムで男子が女子競技に参加できるのは長くてあと数か月である。すでに色々な競技でそれぞれ男子の女子競技参加を規制する動きは出てきているので、少なくともアメリカにおいてはこの気違いじみた方針はどんどんなくなっていくことだろう。

さて、この判決を巡ってトランス活動家の意見があったのでUSATodayから読んでみよう。

少なくとも一人の裁判官は、トランスフォビック・ヒステリアの正体を見抜いた。

ナンシー・アーモアー

とはじまるこの記事。女子選手たちが公平性と安全性を理由に男子は女子競技に参加すべきではないと訴えることを「トランスフォビック・ヒステリア」だと言うのである。なんという女性蔑視な表現だろう。

記事の著者はナンシー・アーモアー(Nancy Armour)名前は女性だが、今時本人の性別は名前からは解らないので敬称は省く。

アーモアーはクルーズ判事が原告の訴えを退けた理由についてこのように説明する。

「本訴訟の提起とMWCトーナメントに関連した緊急救済を求める彼らの遅れは、彼らの主張を弱めるものであると裁判所は判断する」と、S.カトー・クルーズ連邦地裁判事は月曜日に出された判決文に記した。

つまり、当選手のトーナメント参加がそんなに危険なものであるというならば、なぜもっと早くに訴え出なかったのかと言うわけだ。

サンホセのバレーボールチームは三年前からトランスジェンダー選手許容方針を取っていた。ただし、フレミング自身がトランスであるということはチームは公開していなかった。アーモアーはそれに関しては本人もチームも否定も肯定もしていなかったと注意書きを添えている。つまりアーモアーはこれは暗黙の了解だったと言いたいようだ。

フレミングはこのチームで2年間もプレイしてきたにもかかわらず、今年になって初めて問題が起き始めた。それというのもアーモアー曰く「右翼ウェッブサイト」がフレミングは男だと暴露したからである。その途端に続々と試合を棄権するチームが出てきた。

アーモアーはこの2年間という事実を強調したいという。この2年間、サンホセ州立大学でこの選手はプレイしていて何も問題は起きてなかった。誰も怪我をしたわけでもなく、だれもロッカールームで襲われたわけでもない。他にトランス選手が大勢参加して女子トーナメントを占拠したわけでもない。アーモアーは、一緒に練習してきたチームメートからも対抗チームからも一切苦情は出ていなかった理由として、1)フレミングがトランスだと誰も気づかなかったのか、それとも2)誰も大した問題ではないと思ったからのどちらかだろうという。

しかしアーモアーが見落としている第三の非常に大事な理由がある。それはたとえフレミングがトランスだと参加者全員が気付いていたとしても、彼の参加に異議を唱えた場合には自分らの方が制裁される可能性を恐れたからというものだ。

なぜもっと早期に訴訟を起こさなかったのかという質問だが、アーモアー自身が記事のなかでマウンテンウエストコンフェレンスのトランスジェンダー方針について説明している。

マウンテン・ウェスト・カンファレンスは2022年にトランスジェンダー選手の参加規定を作り、トランスジェンダー選手のいるチームとの対戦を拒否した場合の罰として棄権として無戦敗戦を盛り込み、同カンファレンスに所属する全校のアスレチック・ディレクターがこれに同意した。

つまり、例え関係者がトランス選手参加を懸念していたとしても、女子選手やコーチたちが声を上げるのは非常に難しい状況が作られていたということだ。現に今回フレミングの参加に抗議したサンホセの副コーチが停職処分になっている。

では、何が変わったのか?チームメイトのブルック・スラッサーと他の詐欺師たちが、若い女性を悪者にすればフォックス・ニュースに出られると判断した以外に?サンノゼ州立大の選手がそれほど脅威であったなら、マウンテンウエストのトランスジェンダー参加規定がそれほど過酷であったなら、訴訟を起こした選手や学校はすぐにそうしたに違いない。 もちろん、これがすべて見せかけのものでない限りは。その場合、11時まで(土壇場)待つことは、彼らの見せかけの怒りに拍車をかけることになる。

アーモアーが忘れているか故意に隠していることがある。先ず、チームメイトで元フレミングのルームメートでもあったブルック・スラッサーはフレミングが男性である事実を事前に知らされていたなかったと語っている。それでフレミング自身から彼が元男子(今も男子だが)だと知らされた時はショックを受けたという。彼女だけでなくサンホセチームにリクルートされたメンバーたちは自分らのチームにトランスが居るという事実を知らされていなかったのだ。

フレミングはリア・トーマスとは違って背は高いが見た目は女性でも通らなくない容貌なので、回りの人たちは違和感を持っていたとしても、はっきりと男だとは断言できなかっただろう。そしてフレミングがトランスだとわかった後でも、チームメートたちはそれを口外しないように大学側から釘を刺されていた。

アーモアーのようなTRAの卑怯なところは、放っておけば問題になることを故意に惚けて、問題は起きていないのに何をヒステリックに騒ぐんだ、と言うことだ。問題は起きていないどころか、すでに同じバレーボールという競技の試合でトランス自認男子のスパイクをもろに顔にうけて半身マヒの後遺症を受けた女子選手が居ることなどアーモアーは完全に無視している。

しかしアーモアーの言う「では、何が変わったのか」と言う質問は妥当である。2年前と今とで何が変わったのだろうか?何故2年前には誰も苦情を言わなかったのに、今になって突然続々と異を唱える人が現れたのだろうか?

その理由はアーモアー自身が指摘している2年間と言う年月だ。この二年間にいったい何が起きたのかアーモアーは見てこなかったのか?

トランスジェンダー自認の男子が女子スポーツを侵略し始めて久しい。10年前ならトランス選手などごく稀な存在で女子競技に及ぼす影響などほぼないという戯言を信じた人もいただろう。だがその後続々とトランス自認の男子選手たちが女子競技を侵略し女子が獲得するはずだったメダルや賞金をどんどんかっさらっていく事実を我々は見せつけられてきた。特に運動に力を入れている女子たちにとってこれがどれほどの脅威であるか考えただけでも胸が痛む。

そしてついにバレーボールやサッカーなどで、男子選手によって怪我をする女子たちが続出するようになった。MMAのような格闘技ですら男が女をぼこぼこにする事例が出てきた。いったいこんな状況に女性たちが何時まで耐えられると思っていたのか。

前々から男子の女子競技参加は不公平であると声を上げていた女子アスリートたちはいた。だが彼女たちはすでに引退しており、直接競技には関与していなかった。

リア・トーマスの件でライリー・ゲインズなどほぼ現役の選手たちが声を上げるようになって、この問題は現役の女子選手たちが声を上げない限り終わらないと女子たちが気付いたのである。

それに大統領選でトランプ大統領の人気が上がるにつれ、トランスジェンダリズムを批判してもいいのだ、我々は黙って耐える必要はないのだという世論がどんどん追い風を得てきたことも大いに影響しているだろう。

だからね、ミズ・アーモアー(それが正しい敬称なら)、何が変わったって?それは人々がやっと正気を取り戻したということだ。

今回の裁判では君らが一応は勝った。だがこれは対トランス戦争の一つの戦闘でしかない。そしてこの戦争に我々は絶対に勝つ。それを忘れないでもらいたい。




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