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デブ日記 15日目
今日はバレンタインデーだった。チョコレートをたくさんもらえると思っていたのに、結局一個ももらえなかった。なぜだろう?私はそんなにデブなのか?それとも顔が悪いのか?それとも性格が悪いのか?いや、そんなことはないはずだ。私は自分に自信がある。私は素晴らしい人間だ。私はチョコレートなんか要らない。私は自分で自分を愛せる。私は自分で自分にチョコレートを買ってあげる。私は自分で自分に幸せを与える。私はデブでも平気だ。私はデブでも美しい。私はデブでも幸せだ。そう思って、スーパーに行って、チョコレートを山ほど買ってきた。そして、家に帰って、一人で全部食べた。ああ、幸せだった。チョコレートの甘さが口の中に広がって、心に染み込んでいく。こんなに幸せな気持ちになれるなら、デブでもいいじゃないか。デブこそが私の魅力なのだ。デブこそが私の幸せなのだ。デブこそが私の運命なのだ。そう思って、眠りについた。明日もまた、チョコレートを食べよう。