AIの活用で変わる野球指導~怒れるアリエナイ指導者はご退場下さい!

チャットGPTの活躍ぶりをみて、あっ、時代が変わるなぁと実感。

しかも実際に使ってみて、これはイケる!いろいろと構想が止まらない!という嬉しい悲鳴。

ということを踏まえて、AI機能が進化すると子供たちの指導現場に革命が起こることを構想せざるを得ません!


怒れるアリエナイ指導者がいなくなる!

そんなAIを活用することで最大のメリットは、”怒れるアリエナイ指導者がいなくなる”こと。

アリエナイ指導者とは・・・

暴言・暴力を使ったハラスメント指導をする人
怒らないと子供は理解しないと思っている人
恐怖によって子供を統率しようとする人
失敗やミスに対してすぐに怒る人
チームに緊張をもたらす人
差別やいじめをする人
不安にさせる人

つまり、子供たちに
「自分は何も知らない」
「自分はできない」
「自分はだめだ」
「みんなの力になれていない」

といった不安を感じさせる指導をする人、

「(指導によって)嫌な思いをした、行きたくないな」

と子供に思わせる指導者は、

近い将来、指導する役割を担う役職には就けなくなるでしょう。

いや、そんな方は今後というよりも今までも指導者として教える立場に就くことは間違っていたと思います。

実は私も息子に対して怒る指導をしていた経験があるためよくわかるのですが、

これだけは間違いなく言えます、情報をたくさん持っているZ世代には怒る指導はマイナスでしかないってことを。

本当に心から反省しています、息子たちには謝罪しなくてはならないと思っています。

幸運なことに、レッドカードが出される前に、息子たちからの言動によって気づくことができたおかげで、イエローカード止まりで悔い改め、改心すべきだと思うことができました。

私の失敗については、私の初めてのnote投稿に記事として書いておりますので、よろしければご覧下さい。


AIの活用で変わる野球指導

チャットGPTがもっと進化すれば、きっと・・・

「この子にはこの場合はこうしたほうがいい」

そうキーワードは”この子”ですね。

つまりチャットGPTがもっと進化すれば、指導方法が個別にカスタマイズされることが可能になると思います。

AIが子供の野球行動履歴や能力を分析して、個別に指導目標を立て、個別に課題が設定され、その子の理解度を把握しながら、それに応じた指導方法を提供してくれる。

個別に目標や課題も教えてくれるし、個別に自主練メニューも教えてくれる。

「今週はこれができなかったね。そこで君はこのYouTube動画をみて、そこで教わったことを自主練しておいで、それすれば来週にはこれができるよ!」

このようにAIが丁寧に教えてくれます。

試合中にエラーした場合でも同じですね。

今までの指導者ならば怒りで指導するエラーも、AIなら試合が終わった後にエラーへの的確な指導を行ってくれることでしょう。

また、ベンチからただやみくもに「声を出せー!」っていう指導も今後はいらなくなると思います。

声掛けとしての声を出すことは今後も必要ですが、AIならこの場面ならどんな声掛けが必要かを教えてくれます。

その指導を受けてから、ノックで実際に声掛け練習するだけで、子供たちは声掛けを学んでいくことでしょう。


このように構想すると、子供たちの指導者はどのような方が就くべきかを考えさせられますよね。

確実なことは、怒らないと子供達を動かせない指導者は、子どもの指導現場からご退場いただき、チームの運営に必要な他の仕事に就いてもらうことになることでしょう。

つまり、AIが活用される指導現場では・・・

怒る人に部下はつきません、人に関わる仕事を任せてくれなくなります。

怒る人はひとりでやる仕事が向いていると、判定されることになることでしょう。


AIが活用されたら必要となる指導者の能力


子供たちのやる気を引き出す人が指導者になることでしょう。

さすがにAIにチームを盛り上げる役を任せるのもまだ難しいでしょうし、

子供たちが安心して野球ができる環境、つまり雰囲気作りもAIには大役過ぎるかなと、

それに、悪いことをしたらしっかりと叱ることをAIができるものかなと。


つまり、AIを活用したチームに求められる指導者像は、

チームの”心理的安全性”を高められる指導者

と、いうことになるのではと思っております。

「自分は何も知らない」
「自分はできない」
「自分はだめだ」
「みんなの力になれていない」
といった不安を抱かせない人が指導者になるべき。

「エラーをしてもそれを理由に非難されることはない」

「お互いを信頼しあっているのでエラーをした子は最後までやり切ってくれる」

「怖がったり恥ずかしいと思うことなく、どんどん発言しても良い」

「自分は自分でいることでチームに貢献しているんだ」

そのような雰囲気のある環境を作れる指導者こそが、AIを活用した指導現場に求めらえることでしょう。

子供たちが飛躍できるように子供の背中を押してあげる、それがAIの力を使えば可能。

ちなみに、以前投稿した記事に”心理的安全性”についてボソッとしたこともあったのでそちらもご覧下さい。


チーム選びも変わることでしょう

AIが活用されることになると、チーム間で指導内容に大差ないことになることでしょう。

しかも、チーム入団前に子供の個性を反映した適正判断もAIがしてくれるかもしれませんので、チーム選びでミスマッチは起こらない可能性もあります。

それでは、どこでチームの個性が発揮されるかと言うと、盛り上げ役の指導者の素質が色濃くチームに反映されることになるでしょう。

”心理的安全性”が整ったチームである前提の下、
勝利を目指すチーム
育成を目指すチーム
勝利も育成も両方目指すチーム
楽しむことを追求したチーム
野球環境を準備するだけで子供の自主性を重んじるチーム

もちろん、AIを活用していたとしても”怒れるアリエナイ指導者”がいるチームは存在するかもしれませんが、まぁ、きっと自然淘汰されていくことでしょう。


チーム指導者を目指す方へ

さて、AIを指導現場で活用する時代になったら、あなたは何をしますか?

人間とAIの役割分担を考える。

一人ひとりの子供に合わせた指導方法を学びながらAIの活用方法を探る。

AIを使った新しい指導方法の開発に携わる。

指導現場でAIを使うスペシャリストになる。

”心理的安全性”を学ぶ。

今後のAI時代の指導者として活躍するいまの若者には大変期待しています。

ただ、怒る指導の下で育った若者も多いことでしょうが、

決して怒る指導を真似せず、一度全て忘れていってほしい。

そして、新しい指導方法を学んでほしい。


今までの怒れるアリエナイ指導を断ち切るのは、いままさにここからです!


いいなと思ったら応援しよう!