多様性のある社会~認知症とアフターコロナ
これは私が思い描いているこれからの社会ですが、そんな社会でみんなで楽しく生きていきたいと願う私にとっては、やはり健康に暮らせるかどうかも気になっているところです。
実は昨日、認知症に関するテレビ番組を観てからというもの、やはり気になりました、自分も、もしくは家族が認知症になったらと・・・
「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」の推計によると、2025年には65歳以上の高齢者で約675万人の認知症患者となる推計も出されており、つまり5人に1人が認知症になると言われています、ホント他人事ではない。
それでも「人生100年」、認知症になってからも心豊かに暮らすためにどうしたらよいのか、考えてみたいと思いボソッとさせていただきます。
認知症とアフターコロナ
コロナ過、そしてアフターコロナのいま、認知症患者と家族について特集されたテレビ番組を観ました、それはNHK『失われた時をこえて~”認知症家族”の3年~』という番組です。
この番組ではコロナ過での面会の制限は、家族だけでなく認知症の人にも影響を及ぼしたことを教えてくれました。
番組では、コロナ渦によって認知症の入居者に及ぼす影響をアンケートを実施して公表してくれました。
アフターコロナ~人に会うのがツラいという調査結果
認知症の専門家がおっしゃっていたのは、コロナ過によって認知症患者が家族とのつながりを断たれたことで、1人で孤独、孤立化、施設の中で刺激のない生活をずっと送っていると、長い時間をかけて少しずつ意欲も低下してしまうということでした。
実は、「人に会わない」ことで脳に思わぬ影響が生じることが明らかになったという調査結果があります。
NHK番組『アフターコロナ~人に会うのがツラい』で教えてもらいましたが、コロナ渦によるコミュニケーションの大変化が、人の脳や心に影響を及ぼしていることが分かったようです。
つまり、高齢者施設の職員が実際に入居者の方々と接する中で感じたことが、そのまま調査結果として表れているということです。
アフターコロナ~会いたかった人に会えた人たちの心
一方、NHK番組『失われた時をこえて~”認知症家族”の3年~』では、認知症の方がいるご家族の方が、アフターコロナに実際に会えたときの心の変化があったことを紹介してくれました。
その方々はコロナ渦で会いたかった人がいるのに会うことができなかった人たち、その方々のお言葉が本当に印象に残りましたので、ご紹介します。
コロナ渦がもたらした人の心
人と長い間接していないと脳の働きが低下するという事実がわかったいま。
人と長い間接していないと脳の働きが低下するという事実がわかったいま、認知症になってからも心豊かに暮らすためには、認知症の方々を孤立・孤独にしてはいけないという共通認識を持った社会を作っていく必要があることが分かりました。
それは難しいことではありません。私たちの心ひとつかえるだけで良いんです。
そんな社会はどうやって築けば良いのか、次回ボソッとしたいと思います。