プロ野球アカデミーコーチによるジュニアに選抜されるポイントとは
プロ野球チームには小学生や中学生対象の”アカデミー”という野球教室があります。
ジャイアンツアカデミー
ベイスターズアカデミー
スワローズアカデミー
タイガースアカデミー
ドラゴンズアカデミー
カープアカデミー
ライオンズアカデミー
イーグルスアカデミー
マーリンズアカデミー
ファイターズアカデミー
ホークスアカデミー
そんなアカデミー野球教室では、地域の野球クラブチームとは異なる指導方法で選手を育成してくれます。
クラブチームが基本的には勝利を前提とした教え方ですが、野球教室では徹底して基本動作を〝楽しみながら”教えてくれます。
クラブチームの雰囲気に慣れた保護者ですと、この楽しい空気感の中でやる野球に違和感を感じることでしょう。
いま考えるとおかしな考え方でしたが、アカデミーに通いだしたときはそんなことを思うほどでした。
しかし、常に笑顔で楽しく、リラックスした状態で野球をしている子供たちを見ていると、クラブチームでは味わえない、なんかとっても新鮮な気分にしてくれます。
薄々と感じてはいましたが、スクールのコーチ陣の狙いは・・・
実はスクールには通信簿がありますが、元プロ野球選手の目からみた子供たちの姿を客観的に診断してくれるので、勝利を前提とした成績からは見えてこないものに気づかせてくれる、そんなスクールの通信簿の内容には本当に満足しています。
『NPBジュニアチーム』に選ばれるためには
そのような視点で子供たちを育成するスクールコーチから、ジュニア選抜チームや侍ジャパンU12を選ぶ際のポイントを教えてもらいました。
そう、そのコーチたちが『NPBジュニアチーム』となる子供たちを選抜していますので、どのような観点から選んでいるのか?
もちろん、もっと細かい選抜基準があるようですが、大まかな基準としては・・・
良く対戦するチームの子が日本代表に選ばれたのですが、その子の選抜基準を聞くと、6年生で身長170cm超えはかなりのポイントだったそうです。
スクールの時間は限られてるのでポテンシャルを伸ばすまではいかない。小学生の間はポテンシャルを見つけてあげるくらいしかできない。
でも、ジュニア選抜大会やアジア大会では勝つことが求められるので、すぐに活躍できる小学生をみつけるには、やはり身体の大きさが最重要。
体の大きい子にしっかりとした指導をすれば短期間の強化練習ですぐに育成できるそうです。
さらにピッチャーを目指す子ならば・・・
ただ、最後にこうも言っていました。
小学生が野球を通じて学んで欲しいのは、周りから認めてもらえる選手になっているかどうか、つまり、練習や試合での野球の取り組み方を身につけているかどうか。
小学生が一番伸びる6年生の秋にそのような選手になっているのならば中学生でも伸びるそうですよ。
ジュニアチームを選考するアカデミーコーチの方から教えてもらったこと。