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息子がプロ野球選手も育った”第3の居場所”で癒されてるボソッと

最近、我が家の息子のお気に入りの場所は"整骨院"です。週2回ほど行きますが、息子からは通院する楽しみ感がすごく伝わってきます。

息子が通院している理由は股関節が痛むための治療目的ですが、通院する楽しみは息子曰く、

「野球の話を聞いてもらうため」

のようで、チーム指導者にも親にも相談できない悩みを打ち明けているそうです。本音で話ができる野球チームでもなく家庭でもない"第3の居場所"があるって、なんかいいなぁと思っています。


ちなみに、今回のタイトル画像、結構気に入っています。
第三の居場所って、なんか”隙間”っぽいイメージをもっていましたが、そのイメージ通りの画像です。この隙間に息子がいるようで・・・



いま日本の子供たちには"第3の居場所"のような存在が必要になっているということが頻繁にニュースで報道されています。こども家庭庁でも「こどもの居場所部会」が設置され、"第3の居場所"について議論されています。

本来、子供は家庭を基盤とし、地域や学校など様々な場所で大人とのかかわりの中で成長していくのですが、現代社会では大人同士のつながりも希薄となることで地域コミュニティの存在意義が薄れていることによって、子供たちが育つ場所や機会が減少していることが問題となっているようです。

子供たち本人が自分主体で「そこに行きたい」という居場所、つまり"第3の居場所"をどうするのかが、いまの日本社会で子育てしていく重要なポイントとなっている中で、我が家の息子は整骨院の"第3の居場所"です。


なぜ息子が整骨院に行きたがり、さらに本音で悩みを打ち明けることができるのでしょうか。それは先生が治療をしながら子供に問いかける言葉にあります。

「頑張りすぎだなぁ、そんなに頑張らなくても大丈夫だよー」

この言葉をかけながらの治療によって体だけでなく心も癒されているのでしょうね。どんどん相談したくなるって息子は言っています。


治療後に、電話で先生から様子を聞くようにしていますが、間違った体の使い方をしているのにそれでも頑張ってしまうようで、治療の中で会話しながら息子にあった体の使い方を一緒に考えてます、ということ。


投げる・打つといった動作は『本来、一人ひとり異なるもの』なのに「一律的にこの動作が正解」という指導をすると、子供たちはそれを信じてしまい、たとえ間違った動作でも頑張ってやり続ける、それが怪我の一番の原因となっているんですよ、と先生から教えてもらいました。

実はこの整骨院から巣立った子たちの中には高校野球、大学、社会人として活躍しているだけでなく、プロ野球選手にもなった子がいるということ、なぜみんながここで育って野球で頑張れるのか?その理由がよくわかります。

グランドや自宅以外の第3の居場所で、のんびりと野球を見つめなおすことができて本当に良かったなぁと、今回の出会いはまさに怪我の功名。


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