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洋書、美術館、海外ドラマ、英会話。。。。毎日が好奇心でいっぱい。子育てが落ち着いた50代!自由な日々。

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最近の記事

ひとを描く

2025年2月9日までアーティゾン美術館で開催している「ひとを描く」という企画展へ行ってみた。自画像や肖像画などひとを描くことは画家にとってどういうことなのか?アーティゾン美術館が所蔵するコレクションをつかって「ひとを描く」をテーマに展示されている。 実は、2024年11月12日に地元から2時間かけて電車で東京国立博物館で開催している「はにわ」展が観たくて上野へ行った。会場のチケット売り場をみると長蛇の列で、混雑の中「はにわ」をみる気分ではなかった。 直ぐにアーティゾン美

    • 英語に出会った日#想像していなかった未来

      50代になった私。英語に夢中。全く想像していなかった未来。 高校三年生の夏、私は小学生から習っていたモダンバレエを続けていく未来を想像していた。友達と体育大学の舞踊コース/夏期講習に参加して大学に泊まり込み、進学先としてどうなのかを考えながら過ごしていた。 決心がつかなかったため、舞踊コースの先生がやっている教室のレッスンへも通ってみた。先生や生徒の雰囲気は気に入ったが、振り付けやレッスン内容が好みではなかった。 高校の三者懇談の日、私が舞踊コースで感じたことを話し、担

      • 義務教育#子どもに教えられたこと

        私は義務教育の期間が苦手だった。「皆と歩調を合わせて」が出来ない子供だった。 息子の子育てでいよいよ長い義務教育期間が始まったとき、保護者という立場にいつも心身が緊張していた。幸いママ友達が絶対に忘れていけないものや行事をメールで知らせてくれたので、大きな失敗はしなかったと思っている。。。 息子はまわりと歩調を合わせ、絶対に浮いた存在にはなりたくないタイプ。いつもやんわりと私に 「ママ友達に相談しながら、マイペースになりすぎないようにね。」「ママの良いところはフワフワし

        • テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする

          2024年10月12日から2025年1月5日まで、東京ステーションギャラリーで開催中の「テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする」展へ行ってきた。 1994年に西新宿でオープンした「ザ・コンランショップ」。あれから30年。。。新人OLだった私は西新宿で働いていた。同僚に誘われて行ったオープンしたばかりのショップ。30年後、テレンス・コンランについて知る機会を得た。 1.デザイナー、コンランのはじまり「Plain, Simple, Useful(無駄なくシンプルで

          【読書感想文】書物の愉しみ 井波律子

          「書物の愉しみ 井波律子書評集  井波律子著」を読んだ。 中国文学を専門とする著者。そのため、中国の古典、歴史の本に関する内容が多い。とはいえ、国内文学、随筆、映画評、海外文学など多種多様な書物を愉しみ、今まで読んできた本の魅力を伝えている。 私が書評集を読む目的とその愉しみ方は「新しい本との出会い」「人へ本の魅力を伝える技術を学ぶ」の二つ。 例えば、「ムネモシュネ: 文学と視覚芸術との間の平行現象  マリオ プラーツ (著), Mario Praz (原名), 高山

          【読書感想文】書物の愉しみ 井波律子

          ハニワと土偶の近代

          2024年10月1日から12月22日まで東京国立近代美術館で開催されている「ハニワと土偶の近代」展へ行って来た。 序章 好古と考古ー愛好か、学問か?古物を蒐集し、記録し、その魅力を伝えるのが好古。また、明治の初めに海外から考古学がやってきた。考古学は物的証拠を元に人類の過去を研究する。「好古」と「考古」と「美術」を行ったり来たり。 一章 「日本」を掘り起こすー神話と戦争と明治維新では日本の近代化が目標とされ、その過程でハニワは途切れることなく続いてきた天皇家の歴史の象徴と

          ハニワと土偶の近代

          主婦へのエール#未来のためにできること

          2014年からブログを書き、細々と主婦へエールを送ってきた。 当時私は小学生のママ。人間関係に消極的な私に声をかけてくれて友達になるママ友は真面目で性格の良い人たちばかり。 その性格の良さから家族に振り回されている。主婦にも目標や自分の人生を考えることは大切!!いつか子供は巣立つから。私が自分のために続けていた英語学習、翻訳学習、読書などに刺激を受けて、 「私も大学生のときに諦めた資格を取る事にした!」 「いつもあなたのブログに励まされて何か学習しようと計画しているよ!

          主婦へのエール#未来のためにできること

          英会話教室 #挑戦してよかった

          2019年、私は同居の義母との生活にへとへとに疲れていた。息子の高校受験の前日夜に帰宅する予定で義妹の家に泊まってくると言う。「次の日が早朝から高校受験なので、延泊して受験の前夜や当日は帰宅を避けていただけますか?」とお願いした。返答は、 「あなたの受験じゃないでしょ?私の娘の生活を延泊で邪魔できない。予定は変えられない。」だった。 私は呆れると言葉が出ない。夫にも息子にもこんな返答を伝えたくない。「もういいや」 義母は好きにさせて、私は専業主婦として自分に禁じていた贅

          英会話教室 #挑戦してよかった

          空間と作品 アーティゾン美術館

          2024年10月14日までアーティゾン美術館で開催されている「空間と作品 作品が見てきた景色をさぐる」へ行って来た。現在美術館などで保存される有名な作品は、元をたどれば誰かのために、何かの目的で、どこかで飾られていた。その後公共的な楽しみとなるまで、作品は何人もの人たちに受け継がれ、大切に保管されてきた。 この企画展では、個人的な作品として扱われていたころのことを想像して、作品と空間を通常とは異なる方法で鑑賞する。 元は「祈りの対象」であった「円空の仏像」から展示ははじま

          空間と作品 アーティゾン美術館

          「灯台へ」ヴァージニア・ウルフを読み始めて

          「灯台へ」 (To THE LIGHTHOUSE) ヴァージニア・ウルフ 第一部「窓」、第二部「時はゆく」、第三部「灯台」から成る小説。六歳の息子ジェイムスが「灯台へ」ピクニックに行くことを楽しみにしている会話から始まる。この「灯台へ」というのが小説の題名でもあり、キーワードとなる。話の始まりは、母であるラムジー夫人が感じるジェイムスへの愛情や将来への期待が細かく書かれている一方で夫のラムジー氏が「明日は晴れないだろう」(灯台へは行けないだろう)と空気を切る。 このラムジ

          「灯台へ」ヴァージニア・ウルフを読み始めて

          特別展神護寺

          2024年8月8日、上野駅、東京国立博物館で「特別展 神護寺 空海と真言密教のはじまり」をみてきた。インスタに何度も誘われながら、暑いし行く気はなかったが、NHKの日曜美術館という番組で特集をみて、「五大虚空蔵菩薩」というキーワードが心に響いて「会いに行って来た。」 丑年生まれを守ってくれる「虚空蔵菩薩」。1200年前に創られたお寺に五大虚空蔵菩薩がいらっしゃるなんて知らなかった。普段は京都の山の中で会える。近くて遠い京都。東京でみることが出来るなんて大感激!!このコーナー

          特別展神護寺

          空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン展

          毎日暑くて地元で最低限の外出しかしていなかった。2024年8月1日、なんだか朝から少しだけ涼しい。風が吹いていてカラッとしていて「東京へ行けそう!!」。東京駅の中にある「東京ステーションギャラリー」で「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン展」をみてきた。 彼はベルギー出身で、親に建築を学ぶようにレールを敷かれたが、アーティストへの夢をあきらめきれず21歳からひたすらドローイングを描き続け、5年後アメリカの有名雑誌に採用されたことで夢が叶う。日本の美学を愛し、フォロン

          空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン展

          パリ・イエスタデイ

          「パリ・イエスタデイ」ジャネット・フラナー著 宮脇俊文訳を読んだ。 ジャネット・フラナーが隔週で「ニューヨーカー」誌に寄稿した「パリ便り」から編集された本。1925年からの寄稿文で、この時代、パリは芸術家、作家などが集まり、新しい思想・運動が生まれていた。シュルレアリスムの活動についても細かく書いてある。 国際化されていなかったこのころのパリは、数世紀前の建物が立ち並び、閑静な街並みだった。1920年代初頭にアメリカ人たちが押し寄せ、賑やかになっていった。著者の文章には信

          パリ・イエスタデイ

          ベル・エポック 美しき時代展 栃木県立美術館

          こんな企画展やっているんだ!朝から暑い日、栃木県立美術館へ行ってみた。いくつかの美術館と協力して、巡回予定の企画展。思ったよりも規模が大きくて、内容が充実していて楽しかった!!図録の内容も大満足。 他の美術館と協力しているメリットは、それぞれが所蔵している素晴らしい作品の数々を地元で鑑賞できるという点。パナソニック汐留美術館は大好きなジョルジュ・ルオーの作品を多く所蔵する。 山梨県立美術館所蔵のマルク・シャガール《花束》には驚いた。大好きなシャガール。本年度のカレンダーも

          ベル・エポック 美しき時代展 栃木県立美術館

          言葉がすき

          「Collins English Dictionary」を買った。 日本語も英語も「上手い」という言葉がはまると嬉しい。ブログや話し言葉で「その言葉に全ての意味が詰まっている」と相手が感心してくれたときが一番嬉しい。 英英辞書はそのためのツールの一つ。類語の蓄積をしたり、物事を説明するときの端的な英語の言い回しを知っておく。 [sleep like a log] 「ぐっすり眠る。」と言う言葉を年配の方が英会話のレッスンで使っていた。「上手い!!」と思った。自分が英熟語を

          丘の屋敷 シャーリィ・ジャクスン

          スティーヴン・キングにも影響を与えた作家シャーリィ・ジャクスン。彼女の映画「Shirley シャーリィ」が上映されると知り、「たたり」より改題された新訳版の「丘の屋敷」を読んだ。 心霊学者モンタギュー博士の調査のため、幽霊屋敷「丘の屋敷」に3人が招かれる。家に安らぎを感じたことのないエレーナ。若い頃から母親の介護に追われ、自分のことを考える暇さえなかった。32歳になったエレーナは「丘の屋敷」への協力を心待ちにしていた。 セオドラは、不思議な能力を持つ(別の場所に居る人物が

          丘の屋敷 シャーリィ・ジャクスン