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事業の継続って
個人事業を細々と続けてきて、最近、ふと思うのですが
「継続」って、結構なハードルですよね。
同じように起業して、頑張っている人たちを見ていると「息切れ感」みたいなのを感じることがあるんです。
たとえば、前は頻回にSNSを更新していたけど、最近はずいぶん減ったなぁ…とか。
あちこちに頻繁に顔を出していたけど、めっきり見なくなったなぁ…とか。
継続って、つまるところ「時間をかけ続けられるかどうか」ってことだと思うんです。
それって、うまく言えないんですけど
わりと自分の本心に沿っていないとむずかしいというか。
趣味とか好きなことって、時間をかけることが苦にならないですよね。
だけど、誰かが「これが良いって言ってた」みたいなものって、やっぱり続かない。テレビでやっている健康番組と同じですね。
マーケティング戦略みたいなものも、結局は誰かが良いって言ってたものをなぞるだけでは続かないと思うんですよね。
成果が出るまで待てない。続かない。どれも中途半端で終わる。
でも、自分に合っている方法だったら、ごく自然と続く…みたいなことを最近は考えています。
自分の内側から湧いてきたものって、自分から手放したりしないし、自分の元を離れたりしない。
うちの事業も爆発的にヒットはしていなくても、じわじわ続いているのって、たぶん無理をしていないからなんだろうなって思います。
「自分の本心に沿う」って
たとえば具体的に言うと
「ひとに頭を下げてまで、出資してもらいたくない」のか
「頭を下げてちょっとでも出資してもらえるなら、喜んで頭を下げる」のか。
そういうところにも表れますよね。
ビジネスを続けていくにあたって、お金は大事。
だけど、その出どころがどこでも良いってわけじゃない。
「今はちょっとでも資金が必要だから、自分の信念を曲げてでもお金がほしい」が間違っているとは思わないけど、長い目で見ると、そういう働き方はきっと続かない。
続かなければ、最初のほうで出資してくれた人たちのことも裏切ることになってしまう。本末転倒ですよね。
無理をしているのは、周囲から見るとすぐにわかります。
でも大雑把に言うと、
無理にも「応援したくなるような無理」と「これは危なっかしいなというような無理」の二種類があって
自分がそのどちらなのかは鏡の中の自分の顔を見ると、分かるはずなんです。
継続には「時間がかけ続けられるかどうか」が大事で、
それには「自分の本心に沿っているかどうか」が大事で、
「継続できないような無理」は顔を見れば分かる…という話。
こんなことを書きながら「私の本心って、何だろうな。どこにあるんだろうな」とか思っているわけですが(笑)。
三年目に入って、そろそろごまかさずに「自分の本心に沿う」ってことがどういうことか、自分の言葉でちゃんと語れるようにならなくちゃなぁ…と思っています。
いつか自分なりの「継続のコツ」も言葉にできるといいなぁ。