見出し画像

読書記録『人は、なぜ他人を許せないのか?』


【内容説明】

世の中に渦巻く「許せない」感情は、なぜ生まれるのか?歪んだ正義感の裏に潜む、驚くべき脳の構造に迫る!

目次
第1章 ネット時代の「正義」―他人をつるし上げる悦び(SNSが隠れていた争いを「見える化」した;著名人にとってSNSは諸刃の剣 ほか)
第2章 日本社会の特殊性と「正義」の関係(愚かさの基準は国によって異なる;日本は「優秀な愚か者」の国 ほか)
第3章 なぜ、人は人を許せなくなってしまうのか(人間の脳は、対立するようにできている;人は、なぜいとも簡単に他人を憎むのか ほか)
第4章 「正義中毒」から自分を解放する(「許せない」をコントロールし、穏やかに生きるには;「なぜ、許せないのか?」を客観的に考える ほか)

紀伊國屋書店 商品説明より)

Quotes:

 "正義中毒の状態になると、 自分と異なるものをすべて悪と考えてしまう のです。自分とは違う考えを持つ人、理解できない言動をする人に「バカなやつ」というレッテルを貼り、どう攻撃するか、相手に最大級のダメージを与えるためには、どんな言葉をぶつければよいかばかりに腐心するようになってしまいます。"

【印象的だった点】

■”正義中毒”にはドーパミンが関係していると書かれていたこと。
■日本社会の特殊性について1章まるごと使っていたこと。
■正義中毒に陥らないようにするカギは、常に自分を客観的に見る習慣をつけていくこと、と書かれていた点。

常に自分を客観的に見る習慣をつけていく、つまり、メタ認知の力を上げることが、正義中毒から遠ざかることだと思いました。

RATING: ★★★☆☆

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?