【美瑛でしたい100のこと】地球とつながるスノーシュー＆クッキング
Chapitre 64
美瑛の人気ガイド、鈴木隊長からお誘いいただきました。
Earth Connect 鈴木義博（美瑛町ガイド）さん、 ミキ伝道師 田町まさよさん主催のイベントに11名が参加しました。
○スノーシューツアー （８：３０〜１２：３０）
８：３０美瑛駅集合
９：００スノーシューツアー開始 白金青い池の下流の青い川付近を散策
１１：３０白金温泉にて入浴＜感想＞スノーシューツアーでは、青い川の横の森を歩き木の名前や、どうしてこんな生え方をしているのか？動物の足跡、鳴き声の主を当てたり、雪が降っていて誰も歩いていない新雪を歩きました。楽しく、いい運動になりました。
○発酵飲料“ミキ”作り （１３：３０〜２１：００）
１３：３０ 旭地区地域人材育成研修センター集合
１４：００ お米とさつま芋を使ったミキの作り方セミナー
１６：００ ミキを使った料理作り
１９：００ 晩さん会開始
２１：００ 中締め（宿泊可）
ミキとは、奄美大島に古くから伝わる乳酸菌発酵飲料でお米と生のさつまいもから作られます。１c cに1億個またはそれ以上の乳酸菌を含み、赤ちゃんから高齢者、さらには犬まで、あらゆる階層の腸内環境を整え、便秘改善、美肌、病、疲労回復、健康維持、夏バテ防止、アトピー、更年期障害、うつ病改善など様々な効果が報告されている先人の智慧と祈りのこもった宝物です。
もともとは神事祭事の際に神様に捧げるために女性シャーマンノロの方々が、お米を噛んで唾液で発酵させて作った口噛み酒、お神酒（ミキ）の原点。
ミキづくりのワークショップでは、地球と繋がり１万人の先祖を感じる瞑想から始まり、ミキを作るためのお米を洗うという作業も丁寧に行いいつもはまじまじと見ることのないお米の一粒一粒を手の中で感じ大事に扱うことで命の大切さを改めて実感しました。参加者一人一人がお米に触れることでみんなが持っている菌が混ざり合ってその場所でしか生まれないたった一つのミキが出来上がるそうです。発酵には２〜３日かかるので田町さんに持ってきていただいたミキを使ってみんなでご飯作りをしました！そのままでも飲めるミキですが、料理にも活用できてドレッシングやにんじんサラダ、味噌だれや水キムチなどたくさんの料理に使用して美味しく健康的なご飯になりました！
ミキの作り方
材料：お米５００g 水２L サツマイモ１００g（皮を向いた状態）
工程：①お米を洗う。（お米を命そのものと考え大事に扱う）
→お米がびっくりしないように優しく静かに水を入れ、１階目が一番吸水するので、できれば一番最初の水は良い水（今回は大雪山の湧水）を使うと良い。できるだけやさしく洗い水を変えてこの作業を2回行う。
②米５００に対して４倍の水を入れて鍋で中火で炊き表面にお米が上がり水が見えなくなりおかゆの状態にする。
③サツマイモの酵素が死なない温度（50℃以下）になるまで冷ます
④サツマイモを水にさらしてすりおろして鍋に加える。
⑤寒い日で大体３日ほど発行させたら完成（お好みで種ミキを入れてもOK）
好きな味まで発酵させて冷凍させることで保存可能。
今回作ったミキを使った料理のレシピ（一部紹介）
〇黒千石ご飯
黒千石はキレイに洗って、美味しく食べられる程度に柔らかくなるまでフライパンで炒り、洗ったお米と一緒に給水させ、普通のご飯と同じように炊く。
〇ミキ入りドレッシング
ゆずの皮のすりおろし＋ミキ＋オリーブオイル＋塩＋胡椒
を乳化するまでよく混ぜる。
ゆずの代わりに柑橘類のしぼり汁や、リンゴのすりおろしなどを入れても。ミキ＋オリーブオイル＋塩＋胡椒
だけでもおいしい。今回のようにナッツ類を加えても美味しい。
○銀手亡（白いんげん豆）と人参のサラダ
１．銀手亡は洗って、一晩程度たっぷりのお水に浸し、一度水を切って新たに鍋にかぶるくらいのお水にいれ水がなくなってきたら足しながら、やわらかくなるまで茹で、ゆで汁を切って（ゆで汁はスープなどに取っておいて活用）、軽く塩をしておく。
２．人参を洗って千切りして、軽く塩をして水が出てきたら水気を切り、１と混ぜ、塩、クミン、胡椒、オリーブオイル、ミキを入れよく混ぜ、味を調える。
そのまま食べてもとてもおいしいですが、サンドイッチなどの具にしてもおいしい。玉ねぎスライスなど加えても色々アレンジ可能。
冷蔵庫で保存すれば1週間ぐらいは持ちます。
〇サーモンのミキ入りカルパッチョ風
１． サーモンは食べやすい大きさに切る。
２． 玉ねぎはスライスして、お水に晒し、水を切って手でぎゅっと絞り、水気を切る。
３． １と2を和え、ミキ、オリーブオイル、レモン汁、塩、胡椒を入れよく混ぜ、味を調える。
また、ミキはサツマイモでなくてもジャガイモでもできるそうで、美瑛米と美瑛のジャガイモを使用することでより美瑛らしさや地産地消にもつながると思います。
また、農泊としてファームステイ千代田に宿泊して、スノーシューツアーをすることで美瑛の歴史について学ぶことで美しい景色の理由を知ってもらったり、美瑛の食材を使用した料理教室を行うプランを実施することで食をとをして美瑛の魅力を体感できる素敵なツアーになると思いました。
また今回宿泊した旭地区地域人材育成研修センターは、旭川空港から車で10分の好立地な場所にあり、食堂、キッチンはもちろん宿泊室が１７部屋、お風呂やシャワールームなどが完備されていて宿泊を伴う利用の場合でも一人当たり2300円（１８歳以上の場合の金額）で利用できるため様々なイベントに活用できそうです。
