for lack of a better wordという日本と違う表現
for lack of a better word と一言添えるように言われた場合、それがどういう意思表示なのかご存知だろうか。
lack of ~で「~が不足する」と better word 「より良い言葉」という意味がわかれば、なんとなく伝わるかもしれない。
for lack of a better word.
「言い方が悪いけど」「悪い意味ではなく」「他にいい言葉が思いつかないけど」
うまい表現が見つからないときや、勘違いや悪くとらえられる可能性を恐れずに言うときに使うフレーズである。
So he was, for lack of a better word, insensitive.
「つまり彼は、言い方が悪いけど、無神経だった」
(鈍くて助かった、というような文脈の続きとして使ったりする)
For lack of a better word, she was an outcast.
「他にいい言葉が思いつかないが、彼女は異端者だった」「言い方は悪いが、彼女は仲間外れにされていた」
For lack of a better word, they were geniuses.
「簡単に言うと、彼らは天才だった」「もっといい表現があるはずだが、彼らは天才だった」
うまく言い表せないときに使うフレーズなので、その言葉だけでは物足りない、というときにも使える。
悪いことだけではない。
ずばり、ぴったりだ、と思える言葉が見つからないときのもどかしさを伝えられる便利なフレーズである。
for lack of a better term という言いまわしもあり、意味は同じである。
似ているフレーズとしては、for want of a better word 「もっといい言い方がほしいが」がある。
こちらも「もっといい言葉があるはず」というニュアンスを含んでいる。
For lack of a better word, the world is crazy.
言い方は悪いが、この世界はおかしい。
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