Got chemistry という日本にはない言葉

chemistry といえば「化学」と覚えている方は多いのではないだろうか。
そして、chemical reaction といえば「化学反応」である。
それでは We got chemistry going と言われたら、何と言われているのかご存知だろうか。

We got chemistry. 

「相性がいいね」「我々なら化学反応を起こせるね」という意味である。

恋愛関係に発展しそうな相手のことを話すときに使ったりする。

A: How was your date last night? 「昨日のデートどうだった?」
B: We got some chemistry going on.「いい感じだったよ」「相性がいいと思うよ」

しかし、それだけではない。
恋愛だけでなく、クリエイターたちに使いやすいフレーズでもあるのだ。

Working with him was awesome. We got some chemistry going on.
「彼と働くのは本当にいいね。相性がいいんだ」

バリエーションとしては make chemistryという表現もある。

Let's collaborate! Let's make some chemistry!
「コラボしようよ!化学反応を起こそう!」(日本語ではあまり言わないフレーズだが、比喩表現である)

ちなみに、got chemistryを直訳的に使うフレーズとしては学生が使うものになる。

I got chemistry (class) tomorrow. 
「明日化学(の授業)なんだよね」

 I have chemistry classと同じ意味なのである。
余談ではあるが、言い方にもよるが 、have のほうが偏りのないニュアンスであり、got のほうが場合によってはネガティブなニュアンスがあったりする。


Honestly, I rarely hear someone having chemistry with another person unless it's on TV.

正直このフレーズはテレビくらいでしか聞かないけどね。


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