乗用馬市場最高額の馬
日本唯一の乗用馬史上で過去最高値で落札されたウマのニュースなのですが、その価格が380万円。競走用の軽種馬市場で数億円の値段がニュースになるのを見慣れていると、その価格の低さに驚きます。
勿論、競走馬でもそのくらいの値段で取引される馬も多いのですが、それは血統に恵まれない馬の話で、有名種牡馬を父に持つ場合、380万円では種付け料にもならないですね。
乗用馬だから安いというわけでもなく、輸入乗用馬ですと1億円を超えるような馬もいるようです。日本の乗用馬生産がどのような状況か知らないのでうかつなことは言えないのですが(例えば最高級クラスの輸入馬は完全に例外で国内の需要は100万円くらいの馬に集中しているとか、輸入馬と国産馬でうまく住みわけができているとか)、僕の中の素朴な愛国心は国内でも世界的に評価されて請われて輸出されていくような馬が、世界的な大会で優勝したりしないかなとか思うのです。
それにしても記事のタイトルに「日本ではなかなか手に入らない血統」と書いてあるのですが、どういう血統なのか記事では触れられておらず、それどころか馬の品種すら書かれていないのがもどかしいですね。競馬以外の日本の馬事文化に対する世間の認識がそのレベルである、ということなんで動物全般が好きで馬についても大いに興味を持っている身としては寂しい限りです。ただ今年はオリンピック馬術でのメダル獲得もありましたので、日本の馬事文化にはまだまだ伸びしろがあるのだと思いたいですね。
競争馬の生産と比較したりして色々書いたのですが、なんだか関係者の方に失礼なことを書いているような気がして二十行くらい削除したので、短い記事になってしまいました。読み応えが無かったかもしれませんが、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。本業のサイトもご覧いただければ幸いです。