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あのニホンオオカミ剥製が展示されているようです。【過去記事続報】
以前、「国立科学博物館所蔵の『ヤマイヌの一種』とされていた剥製がニホンオオカミのものであったとする論文を、中学生が発表した」というニュースを紹介して、ご本人と指導した研究者さんを称える記事を書きました。
でこの剥製、現在開催中の国立科学博物館の特別展で展示されているようです。
【緊急告知✨】
— 大哺乳類展3-わけてつなげて大行進 (@mammals_3) May 17, 2024
ニホンオオカミの剝製の追加展示が決定!🎉
2024年2月にニホンオオカミであることが発表された剝製標本を、#大哺乳類展3 第二会場にて一般向けに初めて公開します🙌
5月21日(火)から展示開始!普段は公開されていない標本を見ることができるチャンスをお見逃しなく💨 pic.twitter.com/Y4hJZzDV2e
科博が終わった後、名古屋にも来ないかなぁ・・・。
で、僕は前の記事の中で、こちらのポストを紹介して「今まで国内に3体と考えられていたのなら、これは4体目ってこと?」と書いていたのですが、
119年前の今日。1905年1月23日、ニホンオオカミの最後の一頭が奈良県で確認されました。立ち会ったのは米人収集家アンダーソンと、その助手で当時第一高等学校(現・東大教養学部)生だった金井清でした。日本に3体しかないニホンオオカミの剝製の1つは東大農学部に保管されています。#今日は何の日 pic.twitter.com/qIaF5IURxC
— 東京大学 | UTokyo (@UTokyo_News) January 22, 2024
その認識であっていたようです。
こちらのポストでははっきり国内4体目、世界6体目と書かれています。
絶滅したニホンオオカミの剥製を国立科学博物館の特別展で初公開—日本国内4体目、世界6体目の貴重な剥製標本 https://t.co/5R8uP8LID9 国立科学博物館(東京・上野公園)が今年2024年2月に「ニホンオオカミ」であることを発表した剥製標本を、同博物館の特別展「大哺乳類展3—わけてつなげて大行進」…
— museumnews jp (@museumnews_jp) May 18, 2024
ニホンオオカミについては、日本固有種が絶滅で失われたばかりか、残された資料も実に少ないのだとしみじみ感じさせられます。最近はニホンオオカミはイエイヌに一番近いオオカミだったという研究が発表されたりしている中、新しい資料が注目されるのは良いことですね。これからも毛のひと房でもいいから見つかって、資料が増えていくと良いと願っています。
ニホンオオカミについては他にもこんな記事を書いています。他人様のブログを紹介している記事ですが、元記事が素晴らしいので、僕の文章よりも紹介しているブログの方を是非お読みください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。本業のサイトもご覧いただければ幸いです。
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