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朝ドラ おかえりモネに奪われた時間。
今期の朝ドラ(朝の連続テレビ小説)は、おかえりモネ。岩手県気仙沼市の小さな島で育った主人公が、気象予報士を目指すお話です。
前作おちょやんと大きく違うのは、まず時代設定。おかえりモネは、「あまちゃん」以来の平成が舞台。そして、強気でガンガン進む千代ちゃんと比べ、主人公の百音(愛称モネ)は自信なさげな性格です。
時代設定が平成と聞くと、朝ドラ世代の方にはあまり響かないかもしれません。そこを補完するのが、脇役に回る渋〜い名役者。金髪の夏木マリ、内野聖陽、浅野忠信、鈴木京香、藤竜也。この人がこんなちょい出でいいの!?と思うくらい豪華な俳優陣が、しっかり脇を支えます。
そしてヒロインの清原伽耶ちゃんも、若いながらキャリアは十分の実力派。特に繊細なお芝居が上手な女優です。
脚本は安達奈緒子さん。脚本家に詳しい方ならご存知の、「昨日何食べた?」「透明なゆりかご」などハートフルな脚本が得意な方です。さらに「リッチマン・プアウーマン」などラブコメも得意。
ここまで来るともう何が言いたいのかお分かりかと存じますが、私は今回の朝ドラにどっぷりハマっています。いつも朝ご飯を食べながら新聞をチェックするのが習慣でしたが、今は朝ドラを見ながらになり、完全におかえりモネに新聞が負けた形です。
こんな魅力的な朝ドラに出会えて嬉しい気持ちが半分、新聞チェックの貴重な時間が奪われて悲しい気持ちが半分です。おかえりモネ、まだ見てない人はぜひ。