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好きだから | 2022-09-13

相変わらずコロナが蔓延しており、夏休みも明けたことで学校経由の感染が増えているように見受けられます。まあ見受けられますと言っても弊社内での感染経路なので、単に身近な感染経路を見て増えたように感じているだけで、実態はよく分かりません。とはいえ、世の中そんなにファクトやエビデンスに基づいてだけ話をしているわけでもなく、良い子どもに見えた青年が集団で性的暴行をしていたりする世の中なわけで、実態というものは思っている以上によく分からないものなのではないでしょうか。さらにその先を知りたいと思う人にとって、調査報道というものや知る権利というものがあるわけで、知りたくない何かというのも世の中にはたくさんあり、そこでストップすることは決して悪いことではないとは思います。ただ他の人が知りたいと思うことについて制約をするようなことがあってはいけないので、その線引きというのはしっかり守っていくべきなのだろうと思います。人の話を真に受けすぎないように、というのもこうした実態に基づいていないふわふわとした話が多い中で、深刻に何かを受け止めすぎるのもよくない、という側面もあるからです。もちろん、自分の利害関係に寄与または脅かすような何かについて真剣に考えないというのはあまりにも他責的ですし、それでは人生の手綱を握ることはできないわけで、いつまで経っても言い訳しかできない人間になってしまうので、そこはそれ、ここはこれ、という立ち回りというのができるようになった方が人生の質というものが上がろうかと思います。

先日Block.fmを聞いていたら、ケン・イシイが26歳の若者に対して50歳なんてあっという間だよ、という話をしていたというエピソードがありました。体感としても30代というのは子育てが始まったと思ったらあっという間でしたし、20代なんて何をしていたかといえば24で結婚してからは転職や転居を繰り返して、という感じであっという間に過ぎてしまいました。まあ早々に結婚したというのは今思っても良い判断だったと思います。良い判断というか、実際は他に選択肢もなく家人と付き合うには結婚することを前提に、かつ就職をするという社会人化を含意していたので、まあそういうことです。人は誰と付き合うかによって変化していくというのはまさにその通りであります。前にも何度も言っておりますが、人が変わるのは、付き合う人を変える、時間の使い方を変える、居る場所を変える場合であり、やるぞ、という意思はそれほど重要ではないのだ、ということです。

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