将来への備えとは
キノコです。
暑かったり寒かったりと気候が安定しませんがお元気でしょうか。
紫陽花がキレイで葉の裏にカタツムリを探しながら娘と登園する、みたいな穏やかさと同時にふとした瞬間にどことなく不安や焦燥を感じでしまう今日このごろ。世相の荒んだ空気に敏感なため、株価に一喜一憂し、BTCの価格に右往左往しているせいかもしれません。
よく、自分の中にブレない価値観の基準を持とう、なんて言われたりしますが、価値が相対的に決まってしまう世の中で生き続けているせいで、一貫性のある価値基準をもとにして生きていると狂人扱いされることもしばしばですよね。
どうすれば生きやすくなるのか、と考えることも大事ですが、何のために生きるのか、というのも大事なので、バランスを考えつつできる範囲でやっていきましょう。
さて、最近の年金問題や長引くデフレ経済のせいか、会社にやって来る若者たちも、将来に備えて投資をしたいと思うのですが、と相談にやってくることがあります。将来に備えて、というので、どういう将来像を描いているのか、ということをつい自然に聞いてしまうのですが、まあだいたいなんにも考えていないことが多いです。ただ、漠然と死にたくないなーみたいなことは感じるらしいので、生存本能ってすごいなと思うわけです。
というわけで、本日の話題は将来に備えるというけれど、それってどういうことなんでしょうね、という話です。
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