見出し画像

タイムシフト | daily

なんだかんだとリモートワークをし始めてから一年以上が経過しました。この間に行政府は何をしてきたのか、というのを問い質すほど真剣にその政策を見てきたわけではないので特に言うこともないのですが、助成金で購入した物品が徐々にオフィスに増えていくのを見ていると、これで儲かっているのはO塚商会とかそういうところだけなのでは、という気もいたします。検温器とか、ログを取るための何かとか、消毒用の何かとか、リモートワーク用のPCとか、VPN用のソフトウェアとか、まあ色々ありますよね。

リモートワークによって通勤時間が減少し、また無駄な会議が減ったおかげでだいぶ時間の使い方というものが変わってきた気もします。増えた自分の時間を自己研鑽に費やすのかソーシャルゲームに費やすのか、というのは各自の人生なのでまあいいと思うのですが、ITによる格差の拡大と並行して学習の格差というものもあと数年で可視化されてくるのではないかとは思います。まだその頃まで労働というものが残っているという悲劇がないといいのですが。本来リモートでワークする必要があるのか、というか、ワークが必要なのか、ということにもっと目を向けるべきなのではないかと思います。それはリモート化してまで継続する必要があるのか?といった問いを真剣に追求した人が一体どれくらいいるというのでしょうか。無職が言っても説得力がありませんが、そういうところです。

さて、時間の使い方は確実にこの先の人々の思考の違いにつながってきます。余暇ではなく、暇がスタンダードになるわけで、暇を持て余すタイプの人は無給でいいので労働をさせて欲しいと言うようになるでしょう。一方で、暇を持て余さないタイプの人々はこれ幸いとその関心の赴くままに生きていくことになり、両者の間には埋めがたい溝ができていくでしょう。オタクとにわかの間で話が噛み合わないようなものです。もちろん噛み合わないほうがいい場合も多いので、噛み合わないことを嘆く必要はありません。

ところで、本当にロボットやAIによって労働から開放されたら何をして過ごすことになるのでしょうか。
キノコは図書室の管理と投資に専念したいと思っております。

本の紹介です

Weeklyというのもあるよ。

dailyの方は文字通り日々読めそうなライトなものを、そしてWeeklyの方は有料というだけあって内容の充実
ぶりはDailyの比ではありません。Dailyでは読めない長い前置きと、その前置きからそっちにいくのか!という有料部分は必見です。

というか、読んでないなんて信じられません。よろしくお願いいたします。
そして主宰うでパスタとキノコによる対談というかおしゃべりが聞ける特典付きです。


本日のBGM


九段下・Biblioteque de KINOKOはみなさんのご支援で成り立っているわけではなく、私たちの血のにじむような労働によってその費用がまかなわれています。サポートをよろしくお願いいたします。