たまたま?運命の出会い?
キノコです。
何事につけライトなものが好きですがラノベは読んだことがありません。
初夏の陽気に誘われて夕暮れの散歩をし、まだ明るいうちから飲み始める白ワイン。
最近はコート・デュ・ローヌのヴィオニエが好きなのですが、例のごとくワイナリーの名前はさっぱりおぼえられません。
いい季節ですよね。
(などと思っていたらいきなりの真夏日ですね)
ついに景気は後退局面に差し掛かり、経済界もこのままではあとがないという感じなのでしょうか。時既に遅しという感じもしますが、何かを変える、始めるのに遅すぎるということはない、とでも言わないと生きていく気力もなくなってしまうので人生100年時代の折り返し点にも到達していない我々は、無理矢理にでも前を向いて進んでいかねばならないわけです。希望や絶望で行動するのは愚か者のすることであり、計画を立て軌道修正する余力を残しつつ、毎日学習を続ける以外に生き延びるすべはないのでは、と思います。そして大事なことですが、みんながみんな希望に溢れて生きていく必要はないと思うわけです。現実的な着地点を見据えつつ、実現されるのは常にその斜め下だということを自覚しつつ、経験から学びながら生きていく道もあるわけです。各自の人生、各自の思うままに生きていくのも悪くないと思います。
資本には、金融資本、人的資本(労働力)、社会関係資本等があると言われております。資本を投下してリターンを得るの(投資)が資本主義なわけですが、どのような資本をどの程度持っているのかによってとるべき戦略や戦術というのは異なってまいります。一部の投資家がとっているようなリスクを皆が取るべきかと言うとそうではないでしょうし、身の丈にあった投資戦略というものがあるような気はします。とはいえ、人生の中では勝負に出なければならないタイミングというのもあるとも思いますし、人生において重大な決断というのは資本のバランスが変わりうる転機ですので、よりリターンの大きそうな方に賭けたいものです。多くの日本人は労働資本と僅かな社会関係資本、そしてゼロ近傍の金融資産という状況かと思われますので、年収なんぼか、という話以外に盛り上げれないわけです。悲しいことです。
日本には1,000兆円を超える金融資産が眠っている、というような話もありますが、それを嬉しそうに言う人もいれば、投資教育の失敗であるという人もおります。個人的には保有資産の現金比率の高い人は機動力も上がりますし羨ましいところではありますが、まあ投資教育の失敗だよね、と思います。少なくともこの超低金利の時代に預金をするというのはどうなんでしょうね。
この先数年で世界情勢は大きく変わっていく、世界は流動化していくと言われて久しいですが、ポピュリズムの台頭、IT企業の巨大化とプラットフォーマーの仕様変更に翻弄される民草たち、という状況を見ると、今度こそ世の中が大きく変わりそうな気もします。景気後退期には淘汰が進み、変化の機運が高まるとも言われておりますので、ようやく失われた30年を経て日本も変わっていくのかもしれません。まあ時既に遅しという感が拭えないので、変化の中で生き延びることができない人も結構出てきそうですよね。誰を救い誰を救わないのか、というのはトロリー問題的ではありますが、大小様々なレベルで今後問われることになりそうです。
というわけで、本日は変化の時代に自覚すべき「運と運命」という話です。
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