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食わず嫌い

「苦手な食材、アレルギーなどはございますか。」
メニューの説明に来てくれた店員は感じのいい笑顔を見せつつ、持ってきた小さな黒板をテーブルの端に置いた。どれくらいの頻度で書き換えられているのか、使い古されて味のある小さな黒板には個性的な字で、本日のおすすめ、がびっしりと書かれており、店員は適度にジョークをはさみつつ丁寧に説明をしてくれる。いまが旬なもの、わざわざ遠方から取り寄せたもの、当店に来たからには食べて欲しいと思っている特別な料理。一日に何度も同じ説明をしているからか、淀みなく流れていく言葉は、期待感と安心感をもたらす。最初の方に説明されたことはだいたいいつも忘れてしまうので、一通り聞き終えてから、気になったものについて再度質問をする。私がメニューを選ぶ基準は明確で、これまで食べたことがないものがあればまずそれを。次に、味の想像がつかないものを選ぶ。初めて食べるものというのは、いつも新鮮な驚きをもたらしれくれる。

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キノコです。

よく寝るのでよく夢を見るのですが、夢には潜在的な願望が投影される、などと言われるとドキッとします。もし夢で見ていることを実は心の奥底で望んでいるのだとしたら、きっと私は狂人なのでしょう。まあ最近の説では別に潜在願望の表れではないとも言われていますし、いまさら狂人と言われたところでどうということもないのですが。さておき、夢の中で構成される世界というのは起きている際に見たり聞いたり読んだりしたものや考えていることを引き継いでいることもあり、ああ、そういう側面もあるよね、という”気づき”を与えてくれることもあります。夢日記をつけ続けると狂うという話もありますが、覚えている限りは記録したいなと思っております。このnoteの内容から狂ったかどうかを判断していただき救いの手を差し伸べていただければと思う次第です。
なにはともあれ、夢を見るにも何かしらのインプットが必要だというのは面白いですよね。

ようやく涼しくなり人間らしい生活が送れるようになったと同時に、食欲の秋ということで全くダイエットも捗らず、日に日に肥えている状況です。

とはいえ人間にとって食べるということは大事な営みで、かの美食家ブリア・サヴァランは何を食べているかを教えてくれたらどんな人か当ててみせよう、と言ったというくらい、食には価値観が反映されるものです。

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