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Decoration | daily


どこに住むのか、というのは人の所得や社会階級などを色濃く表します。一方で、居住空間の装飾というものはもっとミクロの内面を反映したものになる傾向があります。例えば、ミニマリストの部屋というものは自分の部屋にはモノは置きたくないので外部環境やインフラに依存して生きていきたいという内面性の現れでしょう。一方でサーバールームのような部屋に住んでいる人もいます。居住空間という限られた資源に何を割り当てるのかというのは、まさに個人の生き様の反映です。ペットのために生きる人もいますし、服のために一部屋を割り当てる人もいるでしょう。書籍のために空間を確保している人間に何かを言われたくないかもしれませんが。

世の中には部屋の装飾用のアイテムというものがけっこうあります。シーリングライトの他にもウォールライトというものもありますし、モール材で壁面を装飾する奇特な人間もいます。特にその奇特な人間が配偶者だったりするとリノベーションの大変さが30%くらい増す気がします。壁紙の色、天井の色、巾木の色、装飾、腰見切りの色と形と幅、額縁のような装飾。。。キリがありません。作り付けの本棚を何色に塗装するかというのをカラーチップから選ぶというのも、現地で時間を変え、光の入り具合を見ながら合わせていくとなると気が遠くなります。とはいえ、自分で選んだものというのは愛着もわきますし、それなりにコストをかける甲斐もあるというものです。というわけで、どこに住んでいるか、どんな家に住んでいるのかのはその人を如実に示してしまうので、家に人を招くというのはけっこうハードルが高い行為ですよね。

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