天の国は真珠のよう
本日、7月11日は、真珠記念日だそうです。
1893年のこの日、御木本幸吉が、初めて真珠の養殖に成功しました。
かつては天然の真珠しかなく、新約聖書の時代においては、その希少価値のため、現代では想像できないほど非常に高価なものでした。
1世紀の博物学者である大プリニウスは、真珠を天下の至宝と位置づけており、新約聖書でも金や宝石と同じ部類に入れられています。
このように美しく高価な真珠は、天の国の象徴として、イエスの話に2回登場します。
まず、「聖なるもの」、つまり天の国の教えについて。
日本でも有名なことわざ「豚に真珠」は、イエスのこの言葉から来ています。
(ちなみに、このころのパレスチナ地方で見かける犬のほとんどは、現代のようなペットではなく、ゴミや死体を食いあさる、恐ろしい野生の犬でした。)
もう一箇所は、天の国そのもののたとえとして。
商人が持ち物を皆売り払って買うほどですから、相当高価なものであったことが分かります。
それほど(いえ、それ以上に)天の国は素晴らしいものだということです。
私たちは、主イエスを受け入れた時に、この高価な真珠をいただきました。
天の国は、私たちがいずれ行く場所であるとともに、私たちがすでに持っているものでもあります。
そんなにも素晴らしいものをどこかにしまい込んではいないでしょうか。あるいは、他の人にも紹介しているでしょうか。
また、自分自身、聖書にある天からの教えを読み、天の王である方との交わりの時を持つなどして、この真珠を「鑑賞」しているでしょうか。
宝石コレクターが自分のコレクションを何度も眺めて楽しむように、ぜひ皆さんも天の国とその教えを日々楽しんでください。
【本記事は、2020/7/11、LINEで配信されたものです】
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