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祈りについての聖書の言葉

社会運動家としても有名な伝道者、賀川豊彦は、「聖書は祈りの歴史であり、祈りが答えられた記録である」と語りました。

誰かが数えてみたところ、聖書にはかなえられた祈りが450件以上記されているそうです。それ以外にも祈りについての言及が多くあるので、祈りはクリスチャン生活の重要な部分であることがよくわかります。

そこで、祈りに関する聖書の言葉をいくつか紹介したいのですが、その前に、祈りはただの宗教儀式ではなく、天の父である神との会話であることを覚えていただけたらと思います。

親は、子どもの願いに耳を傾けたとしても、それを叶える能力がなかったり、それが子どもにとって良くないものだったりすると、子どもが望む通りに、あるいはすぐに、それを叶えるとはかぎりません。

地上の親とは違い、天の父にはどんなことでも成す能力があるのですが、私たちの思い通りにしてくださらないように見える時には、父を信頼することが大切です。

また、子どもが親に話すのはお願いだけではありません。感謝の気持を伝え、間違いを認めて謝り、悩みを打ち明け、疑問を告げるといったことも、大切なコミュニケーションの一部であり、それは祈りの場合も同様です。

そのような関係があった上で、願い事をしているのであり、いつもただお願いすることが祈りというわけではありません。

これらのことを念頭に、以下の聖句を読むなら、祈りの大切さをより深く理解していただけるのではないかと思います。


神はすべての祈りに耳を傾ける

私が呼ぶとき、主は聞いてくださる。
(詩篇4:3 新改訳第3版)

親が子どもにする以上に、神は私たちの願いを叶えたい

あなたがたは悪い者であっても、自分の子供には、良い贈り物をすることを知っているとすれば、天にいますあなたがたの父はなおさら、求めてくる者に良いものを下さらないことがあろうか。
(マタイ7:11 口語訳)

積極的に求め、行動する

求めよ、そうすれば、与えられるであろう。捜せ、そうすれば、見いだすであろう。門をたたけ、そうすれば、あけてもらえるであろう。
(マタイ7:7 口語訳)

感謝の気持ちを込めて、神に打ち明ける

どんなことでも、思い煩うのはやめなさい。何事につけ、感謝を込めて祈りと願いをささげ、求めているものを神に打ち明けなさい。
(フィリピ4:6 新共同訳)

希望をもって、あきらめずに祈リ続ける

希望をもって喜び、苦難を耐え忍び、たゆまず祈りなさい。
(ローマ12:12 新共同訳)

神はすでに私たちの願いをご存知

彼らが呼ぶより先に、私は応え 彼らがまだ語っている間に、私は聞き届ける。
(イザヤ65:24 聖書協会共同訳)

祈りが叶えられない方が良い時もある

そこで、高慢にならないように、わたしの肉体に一つのとげが与えられた。それは、高慢にならないように、わたしを打つサタンの使なのである。このことについて、わたしは彼を離れ去らせて下さるようにと、三度も主に祈った。ところが、主が言われた、「わたしの恵みはあなたに対して十分である。わたしの力は弱いところに完全にあらわれる。」 それだから、キリストの力がわたしに宿るように、むしろ、喜んで自分の弱さを誇ろう。
(2コリント12:7-9 口語訳)

単に自分の願望ではなく、神の御心にかなうことを求める

何事でも神のみこころにしたがって願うなら、神は聞いてくださるということ、これこそ神に対して私たちが抱いている確信です。私たちが願うことは何でも神が聞いてくださると分かるなら、私たちは、神に願い求めたことをすでに手にしていると分かります。
(1ヨハネ5:14-15 新改訳2017)
アバ、父よ、あなたには、できないことはありません。どうか、この杯をわたしから取りのけてください。しかし、わたしの思いではなく、みこころのままになさってください。
(イエス・キリスト、マルコ14:36 口語訳)

イエスが教えてくださった祈り(主の祈り)

天にいます私たちの父よ。
御名が聖なるものとされますように。
御国が来ますように。
みこころが天で行われるように、
地でも行われますように。
私たちの日ごとの糧を、今日もお与えください。
私たちの負い目をお赦しください。
私たちも、私たちに負い目のある人たちを赦します。
私たちを試みにあわせないで、
悪からお救いください。
(マタイ6:9-13 新改訳2017)


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