忍耐には様々な形があり、たとえば、他の人の過ちなどについて寛容であること(コロサイ3:13)もそうだし、困難な状況において諦めずに生き続けることもそうです。今回は、後者について、私の好きな聖書の言葉を紹介します。
忍耐は必ずしも一番大切なものではなく、我慢せずに声を上げたり、物事を変えようとしたりすべき時もありますが、ここでお話するのは「粘り強さ」「諦めずにがんばる」「最後までやりとおす」といったポジティブな忍耐についてです。
苦しみを通して忍耐を学ぶ
忍耐で有名なヨブでさえ、初めからそれほど忍耐があったわけではなく、様々な苦難を通して忍耐力を身に着けていきました。
忍耐によって生み出されるもの
神は私たちの最高のコーチであり、能力を引き出す方法をよくご存じなので、私たちにちょうどいい苦難が起こるのを許し、それを私たちの訓練に役立ててくださいます。
信仰にもとづく希望と忍耐
神は通常、日程表をくださらないので、試練がいつ終わるのか、あるいは神の約束がいつ実現するのかを知ることはできませんが、それは私たちの信仰を強めるチャンスです。
私たちが「遅い」と思っても、それが神の計画よりも「遅れる」ことはありません。神が最善のタイミングで事を行ってくださるという信仰があれば、希望が生まれ、忍耐力が湧いてきます。
互いに助け合う
神は、私たちが自分の経験から、互いの苦難に共感し、忍耐を持ち続けられるよう励まし合うことを願っておられます。
聖書の登場人物から忍耐を学ぶ
私たちは、ヨブだけではなく、アブラハム(ヘブル6:15)やモーセ(ヘブル11:27)、その他多くの人の経験から、忍耐を学び、忍耐のもたらす素晴らしい実を知ることができます。
キリストの忍耐
神は私たち人間だけに忍耐を求めておられるのではありません。ご自身が忍耐の神であり(2ペテロ3:9)、御子イエス・キリストも、地上での人生において多くの忍耐を示されました。
私たちが希望をいだいてキリストを仰ぎ見、その忍耐を学びながら、この人生を走り抜くことができますように。