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読者よ、悟れ
ふいに強烈にこのセンテンスが脳内にガツンと何度もリフレインしている
これは聖書を読むようになったほんの2、3年前から
私はこのセンテンスに魅了されてきた
ここnoteでも過去に何度も記事を書いていた
今日再びこのセンテンスについて書く理由は
別の見方から見たいという意欲を抱きながら
ここを解釈して見たいと思う
奇跡講座 下巻(中央アート出版社)
レッスン76 | 私は、ただ神の法則のもとにある。
1. 私たちはすでに、どれほど多くの無意味なものごとがあなたには救済のように思えていたかを見てきた。2その一つひとつが、それ自体と同じように無意味な法則であなたを幽閉してきた。3あなたはそれらに縛られてはいない。4けれども、このように理解するには、まずはじめに救済はそこにはないということを、あなたが悟らなければならない。5何の意味もないものの中に救済を探している間は、あなたは意味をなさないような法則で自分自身を縛りつける。6そうすることで、あなたは救済が存在していない場所に救済があると証明しようとする。
2.今日、私たちは、あなたがそれを証明できないことを喜ぶ。2なぜなら、もしそれができたなら、あなたは救済が存在しない場所で永遠に救済を探し続けることになり、決してそれを見つけることはないからである。3今日の主題概念は、再び、救済がどれほど単純なものであるかをあなたに教える。4救済があなたを待っているところに、救済を探しなさい。そうすれば、そこでそれが見つかるだろう。5救済はそれ以外の場所にはないのだから、それ以外のところを探すのはやめなさい。
3.自分を救うためにあなたが定めた奇妙で歪んだ法則は、あなたを縛ってはいない。それを認識することが、どれほどの自由をもたらすか、考えてみなさい。2あなたは、山積みにした紙切れの束と大量の円形の金属がない限り餓死してしまうと、本気で思っている。3小さな粒状の固体や、鋭い針で血管に注ぎ込まれる液体が、病気や死を寄せつけずにいられると、本気で思っている。4別の肉体があなたの傍にいない限り、自分は孤独だと、本気で思っている。
4.このようなことを考えるのは狂気である。2あなたはそれらを法則と呼び、何の用途もなく何の目的にも役立たない儀式を連綿と連ねた目録の中に、さまざまな名称を用いて分類している。3あなたは、医学、経済学、健康などの「法則」に従わなければならないと思っている。4肉体を守れば、あなたは救われる、というわけである。
5.これらは法則などではなく、狂気である。2自らを傷つける心によって、肉体が危機にさらされている。3肉体が苦しむ理由はただ一つ、心が心自体の犠牲になっていることを心に気づかせないためである。4肉体の苦しみは、真に苦しんでいるものは何なのかを隠すために心がかぶる仮面である。5心は自分が自分の敵であることや、自分で自分を攻撃していて、自分が死にたいと思っていることを、理解したくない。6この事実から逃れるためのものである肉体を救おうとしているのが、あなたの「法則」である。7このためにこそ、あなたは自分が肉体だと思っているのである。
6.神の法則以外に法則は存在しない。2このことは、神の意志に反してあなたが作り出したすべてのものにあてはまるということをあなたが悟るまで、何回でも繰り返す必要がある。3あなたの魔術には何の意味もない。4それが救おうとしているものは存在していない。5それが隠そうとしているものだけが、あなたを救うのである。
7.神の法則にかわるものはありえない。2これが事実であることを喜ぶことに、今日という日を捧げよう。3それはもはや、私たちが隠そうとする真理ではない。4そうではなく、それは私たちを永遠に自由に保つ真理であることをはっきりと理解する。5魔術は幽閉するが、神の法則は解放する。6神の法則以外に法則はないからこそ、光は訪れているのである。
8.今日の長いほうの練習は、これまで私たちが従わなければならないと信じてきたさまざまな種類の「法則」をざっと振り返ることから始める。2それにはたとえば、栄養や免疫や医薬の「法則」、そして肉体を保護するための数限りない方法についての「法則」が含まれるだろう。3さらに考えてみなさい。あなたは友情の「法則」や、「よい」人間関係と互恵の「法則」も信じている。4おそらくあなたは、神のものとあなたのものとを定める法則も存在するとさえ思っている。5多くの「宗教」は、このことを土台としてきた。6それらの「宗教」は救うどころか、天国の名において地獄に落とす。7けれども、そうしたものも、とりわけ奇妙だというわけではなく、あなたが自分の安全のために従わなければならないと思いこんでいるほかの「法則」と同様のものである。
9.神の法則以外に法則は存在しない。2今日は、馬鹿げた魔術的信念のすべてを退け、あなたに真理を語る声を聞くために、心を静かに整える。3神の法則のもとではどのような損失もないと告げる存在に、あなたは耳を傾ける。4支払いを差し出すことも、受け取ることもない。5交換はありえない。代替もない。何かが別のもので入れ替えられることもない。6神の法則は永遠に与え続け、決して取ることはしない。
10.このことをあなたに告げる聖霊に耳を傾けなさい。そして、自分が見ていると思っていた世界を支える「法則」だと思えていたものが、どれほど馬鹿げたものであるのかを悟りなさい。2そして、さらに耳を澄ましなさい。3その声の主はもっと多くをあなたに告げるだろう。4あなたの父があなたに対して抱いている愛について。5父があなたに差し出している無限の喜びについて。6そして、父がご自身の創造の経路として創造した神のひとり子でありながら、地獄を信じたために父を拒絶した子に対し、父が抱いている切ない思いについて。
11.今日は、神の経路を神に向かって開き、神の意志が私たちを通して神のもとまで延長されていくようにしよう。2そのようにして、創造が果てしなく増大していく。3神の声がこのことを私たちに語るだろう。そして、神の法則が永遠に無限なるものとして保っている天国の喜びについても、語るだろう。4神の法則以外に法則は存在しないということを聞き、それを理解するまで、私たちは今日の概念を繰り返す。5それから、練習を終える際の献身の言葉として、自分に次のように告げる。 6私は、ただ神の法則のもとにある。
12.私たちは今日、この献身の言葉をできる限り頻繁に繰り返す。少なくとも一時間に四、五回繰り返し、それに加えて、一日を通して、自分がほかの法則に従っているように経験したくなる誘惑を感じたときには、それに対する応答として、これを繰り返す。2それは、すべての危険と圧制から自由だという私たちの声明である。3それは、神が私たちの父であり、神の子は救われているということを私たちが認めて感謝する言葉である。
読者は、悟れ
このセンテンスは
神が、ただひとりの神の子へ語っている
読者とは私たちのことであり
私たちはただひとりの神の子なのである
私たちは肉体としての個ではなく
ひとつの心であることを悟りなさい
そしてもう一つ気になったのは
11節に出てくる【神の経路】というワード
【神経】とはまさに【神の経路】という意味を付与していることに気付かされた
人体のそれはもちろん偶像であるが
神の国の代替としてこの身体を想像し
神の似姿として偽っていることがわかる
だが、これらに気付いたとはいえ
咎めるのではなく
原因があるところがどこなのかを知り
それを正面から恐れずに見る
そのためには正気の心への信仰無しには
この実践は行えない
毎瞬これのトレーニングである