インキンタムシとグリテールの思い出
小学生の時、手の人差し指と中指の股から第一関節ぐらいまでにかけて大きな赤茶の皮膚病ができた。
皮膚病の部分は少し他の部分より盛り上がっていて、恐竜の皮膚のように硬くカサカサしていた。
元々は小さなブツブツだったものが、かきむしったり紫外線を浴びたりするうちにそんな姿に変貌してしまったのだ。
当時かかった小児科医から告げられた病名は「タムシ」。そう、あのインキンタムシのタムシだ。
インキンにのみできるのではないのか?と母は不思議がっていたが、とりあえず処方された塗り薬を塗るこ