合理的経済人か否かを勝手に査定する人々
[序文]分断は間違いなく存在する。
「分断なんて存在するわけねーだろ!!」
「それはお前だけだ!!」
などと外野が吠えようが、現実にはあるよね、という話を自分はこれまで散々やってきた。
世代間の分断として。
または富める責任を持つべき者と、そうでない者。
権威主義的なオールドメディアの乖離。
昔の思い出を引きずるばかりの高齢者と、高齢者に対するルサンチマンを焚きつけ自分たちの目的を果たさんとする、シティリベサヨの双生児ともいえる、口先ばかりのソフィストたち。
口先で銭を稼ぐインフルエンサーたちに注意しよう。
わたしが基本的に無料にしているのは、ああいうゲンロンヤカラ連中と同一視されたくないからだ。
[1 Where are their Mild Yankee?]
この記事にもある通り、確かに生存だけは可能である。
しかし、おおよそ「先進国の国民らしい文化的な生活」とは完全にかけ離れており、最早末代確定の労働力としてしか存在を許されない、という所得水準である。
年収200〜300万では現在の経済状況及び物価、そして税制などから考えると、人一人生きるのに精一杯。およそ子育てどころか出産、ましてや結婚すらも程遠い…という人間が地方には大量に沈殿している。
一部には「マイルドヤンキーの生殖能力に期待」などという、人間を家畜か何かと勘違いしている畜生どもが言い放っていたが、そのマイルドヤンキーも実は東京在住者の幻覚だった、あるいは東名阪郊外辺りの実情をさも全国的な現象と勘違いしていたというしょうもないオチが待っていた。
そもそも、北海道東北北陸山陰四国九州(一部大都市除く)にはマイルドヤンキーが生存するだけの所得が得られる職場がほとんど存在しないのです。18歳で地元を出ていくのが8〜9割の地方で、何処にマイルドヤンキーが存在できるのでしょうか?
[2 地方で子育てが空論でしかない何よりの数字]
上記のマイルドヤンキーが幻覚でしかなかったという事実陳列罪。
では、そういう幻覚を誰が作り出しているのか?というと、そういう物語を間に受けてもらわないと、子供や労働力に困る大都市圏在住の言論人だったりする訳です。
彼らは「1年間で生まれた赤ちゃんの約1/3が東京都に集中している」という事実、地方は働く場所も所得もどんどん減っていっており、最早世帯を持てる余裕すら奪われている現実は都合よく無視します。
何故なら、「ムダガー」と言い続けてきた自分たちこそが、無子化に大いに責任がある、という後ろめたさを持っているからです。
最後に、彼らのホンネを的確に表現しているこのツイートで締めさせていただきます。