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TDS(濃度)とは違う?収率について
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BHアドバンスコーヒーメイキング
人気コースの1つである『アドバンスコーヒーメイキング』内では収率やTDS
について詳しく触れており、無料アカウント作成で受講することができますので、ぜひ今回を機にご覧になってみてください:
ACM2.3 抽出管理表(Brew Control Chart)の進化
アドバンスコーヒーメイキング - BH Japan
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TDS(濃度)とは違う?収率について
「収率」とはコーヒーの粉から成分をどのくらい抽出できたかを数値化したものです。
以前にSCAが公表したチャート(後述)によると、収率=18~22%だと一般的に好まれやすいコーヒーであるとされました。
上記の数値以上や以下のものは過抽出、未抽出の傾向にあります。
収率はコーヒー液の濃度(TDS)にも由来しており、同じ抽出レシピだからといっても毎回同じ数値になるとは限らず、ひとつのコーヒー豆から得られた収率が異なることでどのような味の感じ方に変化が現れるか、を実際に体感してみてください!
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収率の求め方
抽出されたコーヒーの液量(g)に抽出液の濃度(TDS%)を掛け、抽出で使用した粉量(g)を割ると求められます。
例)
抽出液量 = 150g、濃度 = 1.0%、粉量 = 10g の場合
150 × 1.0% ÷ 10 = 15 ←収率15%
チャートについて
1950年代にE.E.ロックハート博士により発表された論文では、カップクオリティの指標としてのTDSを提案しました。
彼が提唱したコントロールチャートは、①濃度と②TDSの両軸からコーヒーの状態が望ましいのか、あるいは苦いなど好ましくない風味なのかを基準化したものです。
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