
朝
ここ1ヶ月、8時半を過ぎないと起きられなかった。
元々朝は苦手ではない方で、中学生の頃は部活に入っており、土日には5時半に起きて6時半には学校に着く生活をしていた。
また、高校生の頃、大学受験の勉強時間確保のために5時に起きて2時間半ほど勉強してから学校に行っていた。
夜やろうとも考えたが夜だとスマホを触る脳になってしまっていたし、朝からスマホ触るのダサすぎないか、という意味のわからない暗示があったおかげで朝勉が出来ていた。
そんな経験から朝は得意だと盲信していた。
しかし、大学に入ってからというものの部活動やサークルにも所属せず、しかも典型的な私立文系学生であるため勉強もほぼしていなかった。
朝7時に起きる用といえばアルバイトが土日にある時のみ。
そんな中就職活動を始めてから危機感が沸いた。
就業時間の説明がよくされるが早いところで8時半から、遅くても10時。やばい、間に合わない。
大学の授業は大抵2限からなのでスタートが遅い。そして、遅いことをいいことにタラタラ支度する癖が付いてしまい朝の準備がひたすらに遅い。8時半からとなってしまったらおおよそ通勤時間1時間、開始15分前着と仮定しても6時には起きないと、、、いや、ちゃんとメイクするなら5時半?
やばすぎる、起きれない。
そんなことを思いとりあえず6時半に起きて歯磨きと洗顔だけして歩く生活をスタートした。
正直起きれる自信はなかった。
しかし、思ったより楽しい。し、気持ちが良い。
なにより、起きれたことが嬉しい。やっぱ起きれるんじゃん、と思える。
なんて建前でほんとは彼氏が褒めてくれることが嬉しい。
朝起きて歩くことにする。と宣言したら彼は自分も歩く、と別々の場所に居ながら同じ生活をしているように感じる行動を取ってくれている。
彼は元々早起きしている生活をしているため起きることは苦ではないと思う。けれど、歩くこともしてくれる。優しい。自慢になってしまう。
自分から始めたことなので自分からダウンするわけにはいかない、そういった責任感がある。
そして、今朝も起きれた連絡をすると、ちゃんと続いてるね、すごいね。と褒めてくれた。
ありがとう。あなたのおかげでちゃんとした生活をしようと思えるし、律することができる。としみじみと感じた朝でした。