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ノルディックディスコ②


ノルディックディスコ第二回。
今回は「創始者」「アイコン」「最先端」の3組を紹介します。


1,bjorn thorske - expresso (ビョーントシュケ - エクプレッソ)

90年代から活動を続けるsmalltown supersoundレーベルの看板アーティストの一人bjorn torske。(ビョーン・トシュケ)。1971年にノルウェーのトロムソで生まれたトシュケは、ノルウェーのベルゲンに移る前に、音楽やローカルラジオの制作に携わっていました。ノルウェーのエレクトロニック・ミュージックのパイオニアとしてトッド・テリエ、プリンス・トーマス、リンドストローム、あるいはロイクソップにまで影響を与えていると言われている。
1998年にferox recordsからリリースされたデビューアルバムの1曲目となるこの曲は8分23秒にわたり展開されるバレアリックディスコ。歌のないサンプルベースのインストゥルメンタルながらもメロディックでハッピーな雰囲気は後に続くノルディックディスコのアーティストへも脈々と引き継がれている。
曲タイトルのexpressoも’express’(エクスプレス)と’esspresso’(エスプレッソ)を掛け合わせた造語で曲の雰囲気を見事に表現している。

2,robyn - dancing on my own (ロビン - ダンシングオンマイオウン)

他に紹介しているアーティストと比べるとポップ寄りだが北欧ダンスシーンを語る上で外すことが出来ないのがこのrobyn(ロビン)。9歳から子役として芸能界デビュー。13歳の1991年の時にスウェーデンのテレビ番組のテーマ曲を歌い、その頃同じスウェーデン出身の歌手メイヤに見出される。1994年に16歳でrcaレコードと契約しデビュー。
この曲は2010年にリリースされたアルバム'body talk pt.1'に収録された'dancing on my own’。「inherently sad gay disco anthems」 =「本質的に悲しいゲイディスコアンセム」と本人が表現している
ようにエモーショナルかつ力強いビートが当時本当にクラブアンセムとなっていた。
2005年からは自らのレーベル「konichiwa record」(コンニチワレコード)(!!)を立ち上げ、2021年現在はsg lewisのデビューアルバム’times’に収録の’impact’でも圧倒的な存在感を発揮している。

3,kornél kovács - marathon (コーネル・コヴァッチ - マラソン)

多様かつ折衷的な新たなハウスを届け続ける、スウェーデンはストックホルム拠点レーベル〈studio barnhus〉の設立メンバーであり、プロデューサー/djのkornél kovács。2019年リリースのセカンドアルバム「stockholm marathon」(ストックホルムマラソン)に収録曲。「音楽を作ること」と
「友人との時間を過ごすこと」を意識して作られたアルバムという事で非常に北欧らしいシンプルで心地よくも遊び心のあるダンスフロアとポップミュージックを絶妙なセンスでミックスした新鮮なサウンドになっている。

以上の楽曲はSpotifyプレイリスト「ノルディックディスコ」で聞けます。


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'Boy Get Hurt' (ボーイズゲットハート)

Soundcloud
https://soundcloud.com/boys-get-hurt

Bandcamp
https://vlsjapan2011.bandcamp.com

Spotify
https://open.spotify.com/artist/7pL70ZVAtUOuXxbaqjiiiD?si=y0I6N-PwTl2wa1rZJ3bumg

Instagram
https://www.instagram.com/boysgethurt/

Twitter
https://twitter.com/BoysGetHurt

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