えばとん情報2024.11.14


今日も1日お疲れ様です。


⚫︎ブランスウェイト代表離脱

昨日の報道通り日本時間の今朝、ブランスウェイトの代表離脱を公式が発表。

予防措置としてイングランド代表を辞退し、軽い鼠径部の故障を治療するためにエバトンへ戻った形。

イングランド代表のリー・カーズリー暫定監督は、フィンチファームでエバトンのメディカルチームによる治療を受けるため、ブラントウェイトがスリーライオンズのメンバーから外れたことを、水曜日の夕方の記者会見で認めた。

これで今季3度目の故障、12月はプレーできるか…見守るしかないね…。

⚫︎コラム

そういえば、昨日のnoteで現地ファン心情的な部分のお話をしたけれど、タイムリーに現地ファンサイト『GrandOldTeam』でコラムが綴られていた。

Everton hired a manager for the situation they were in, not for the situation they aspired to be in.

エバートンが監督(ダイチ)を雇ったのは、自分たちが置かれた状況のためであって、自分たちが目指す状況のためではない。

Ultimately, there is no point expecting to compete at heavyweight level while you are still 20 pounds under the weight limit.

結局のところ、体重制限を20ポンドも下回る状態でヘビー級での試合を期待しても意味がない。

内容の一部を抜粋。他にも色々と刺さるフレーズや頷く見解なども。どのようなマインドセットで今季のエバトンを追いかけていくか、客観的に整理できると思うので興味のある方はぜひ。


⚫︎TFG関連のおさらい

The Athletic(有料記事)

こちらの記事は少し前、11月8日に公開されたもの。昨日も少し触れたTFGとエバトンの今後の動きについて。

買収にはプレミアリーグ、フットボール協会(FA)、金融行動監視機構(FCA)の3つの規制機関の承認が必要だということはファンの皆さんもざっくり理解していると思う。その中でもプレミアリーグのオーナー・取締役テスト(OADT)は最も重大かつ厳しいものとされ、投資家候補の財務的な適性と3年間の事業計画を評価される。

この買収プロセスというハードルに加えて、エバトンはニューヨークの裁判所で起きた出来事について、"特に細心の注意を払うことを余儀なくされている"と、ボイランドさんのコメント。

昨シーズン、エバトンはマイアミの777パートナーズから約2億ポンドの融資を受けた。 777の買収は6月に破綻したけど、このローンはエバトンのバランスシートに残ったまま。777は清算の危機に瀕していて、その負債ポジションは現在、最大の債権者の1つである保険会社A-CAPが引き継いでいる状況。

777とACAPはアメリカで様々な法的手続きの対象となっており、その中で最も重要なのは、英国の投資グループ、リーデンホール・キャピタル・パートナーズがニューヨークの裁判所に起こした詐欺訴訟。 リーデンホールは、777とA-CAPがローン契約の一部として資産を担保に「二重計上」したと主張している。

リーデンホールは、A-Capの承認なしに資産を売却したり、取引を行ったりすることを禁じる差し止め命令を受けた。 リーデンホールはTFGによるエバトン買収の詳細確認を要求、その中にはA-キャップとの債務返済の合意も含まれているけど、この取引が差し止め命令の条件に違反していないことを示す責任は保険会社にあると。

最も一般的な見解は、裁判所は様々な利害関係者の判断に委ねるだろう、というものだ。 ニューヨークからの提出書類によると、10月24日、裁判所はこの取引について「勧告的意見」を出すことはできず、「当事者は自分たちで決断しなければならない」と述べた。

ボイランドさんは、"確実な予測は難しい"としつつTFGは、プレミアリーグ、FA、FCAから期待通りの承認が得られれば、リーデンホールと裁判所の同意がなくても、エバトンの所有権を得ることができると。しかし、残されたA-CAPの負債を解決する問題は残ったまま。




TFGの現段階での優先事項のひとつは、クラブ上層部の組織体制を固めることと、エバートンの取締役会を強化することに照準を定めているらしい。このあたりは「i」も以前取り上げていたかな。

TFGは、スポーツ界のエグゼクティブ・リクルート会社として有名なノーラン・パートナーズの協力を得て、CEO探しを指揮することになったとボイランドさんは述べている。エバトンのコリン・チョン暫定CEOは社内では依然として高く評価されているみたいだけど、あくまでも彼の仕事は新スタジアムの完成を確実にすること、そこに集中していると(チョンさんは建設業界の出身)。  

エバトンのCEOポストについて、内外でさまざまな候補者が話を聞いているらしく、初期の候補者には、TFGの元ローマCEOのリナ・スルーク氏、フラムのアリスター・マッキントッシュ氏が含まれていたそう。

もう1人挙がっていたのは、元ノッティンガム・フォレストCEOのデーン・マーフィー氏。38歳のアメリカ人。TFGと強い関係を持っており、エバトンを含むより広いスポーツグループに対するコンサルタント的役割について過去に会談しているみたい。

マーフィーは2022年のノッティンガム・フォレストのプレミアリーグ昇格に大きく貢献し、MLSやヨーロッパの下部組織で活躍した元プロ選手で、DCユナイテッド、レアル・ソルトレイク、バーンズリーで上級管理職を務めた。  彼はACミランとトゥールーズを所有するRedBird/Otroのコンサルタントとして働いている。

新時代到来、素直に期待したいけれど残されたローン問題のいざこざ、次期CEOを含めた上層部の刷新、不安にもなるよね。


⚫︎次節ブレントフォード戦

さて、気を取り直して続いてはピッチ上の話。
11月最後のゲームはホームにブレントフォードを迎える。

ブレントフォードといえば、チラッと数試合除いた程度だけどなかなか面白いチームに仕上げている。最近はフランクを次期監督に推すような意見も見かける気がする。

トニーがいなくなって弱体化するかと思ったのに。ウィッサとエンベウモが暴れている(ダムスゴーアもすごい)。

現在11位のブレントフォード。
マン・シティと同じ22得点。
そしてイプスウィッチと同じ22失点。
エバトンは10得点/17失点。
via fbref
ショットスタッツを覗いてみる。
via fbref

今季ここまでのチームショット数は、両クラブ下から数えた方が早い。エバトン131本、ブレントフォード121本。

………えっ?ってなった。笑

枠内ショット率は、エバトン32.8%。ブレントフォードは47.1%。ゴール数の差は「12」。なんだか嫌な予感がしてきたぞ。

もう少し覗いてみよう。

数値は、左から順に得点数、総xG、その差異。
via OptaAnalyst

ウィッサ(+2.53)とエンベウモ(+4.12)のオーバー・パフォーマンス具合よ!!そして、我らがルウィンのマイナス具合…。こういう形で順位表の差を知ることもある。

ブレントフォードは今季24/25シーズンのここまでで、1試合あたり攻守に4点も生まれていることになる。ジェットコースター。

前節vsボーンマスとのシーソーゲームを制した勝負強さ、ここぞというところで決め切る強さ、相手をしっかり崩して突破する強さ、うちにないところばっかりじゃないか。

とはいえ、ボーンマスがちゃんと決め切っていれば行方はわからなかったし、守備のミスや不安定さがあるのも確か(フラム戦では終盤に2失点)。

守備が復調しつつあるエバトンは、蜂の一閃を耐え凌ぐことができるか、そしてチャンスを決め切ることが求められる。難しいゲームになりそうだ…。


その他①

ヴィオラで絶好調と噂のモイズ・キーンの特集が来てました。おそらく頭と胸の痛い内容なので、今夜読んで明日にでも感想をまとめたいと思います。

その他②

話題のThe Guardian、Xアカウントのポスト終了のお知らせ。トランプ&イーロンの件が発端となってるけど、記事本文にある表明には、Xに嫌気がさして脱落した自分にとって、判断は間違ってなかったかな、という思いと親近感の湧くものでございました。


本日もありがとうございました。

この後、娘を寝かしつけて
夜な夜なドラゴンクエストⅢをプレーしに、
冒険に出ようと思います。

では、また次回で。

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BF
気に入ってくださり、サポートしてくださる方、ありがとうございます。 今後の執筆活動や、エヴァートンをより理解するための知識習得につなげていきたいと思います。