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コーチはクライアントの中で「起こっていること」を全把握する必要はない?!      森上いろはのコーチング談義⑥

このページでは、ライター森上いろはが、
コーチングについて好き放題、語る特集です。

操作さんからの学びをシェアします

もはやコーチングしない、コーチングの人、操作コーチの暮らしの姿勢から「自分を生きる」を感じ取っている私です。

さて、先日、操作さんが開催している「心のマネジメント塾」に参加してきました。そして「コーチングとは一体、何なんだ?」と思う学びがあったのでシェアさせてください。

それは、コーチは、クライアントの心の中で、何が起こっているかは聞く必要がない、ということ。

ええええ???

クライアントの中で何が発生しているか、
はっきり言って、知っておく必要があるんじゃないんですか?
モヤモヤが浮上してくるわけなんですが、、、、

あなたもですか?
やっぱり?

だって、クライアントの心の中にどんな変化が起こっているか、
理解しておくのは、コーチの役目だと思いますよね。
逐一、クライアントのことを全部、理解していないと、その人に変化を起こせないじゃないですか。

なんて、思っちゃいますよね。
はい。

ところが、
きっと操作さんの考えることは違うみたいです。

そこでね、
私もね、
だいぶ学んできましたよ。
だんだん、類推できるようになってきました(笑)

コーチングの目的とは何か?

さて。
コーチングって、私たちは、なんのために受けるんでしょう?
「今、目の前の悩みを乗り越えるため」
「目標の実現のため」
色々ありますよね。

コーチとしては、
クライアントの目的が達成されれば、それがゴールなのかも(まだ深く理解しているわけではないので、断定まではできないんですが)。

コーチングでコーチが求められる結果は、クライアントの心の中の変化

コーチが求められているのは、クライアントの内面の変化。
それは、コーチが外観上、分かっても、分からなくても、いいのだと少しずつ私は理解してきました。
その変化は、クライアントが実感できていればいい。
変化をコーチが逐一、理解する必要はない。

コーチが手取り足取り、クライアントの内面を把握して、ヒアリングしていくことは、コーチの「自己満足」。

どんなに丁寧にコーチングしているつもりでも、それがクライアントの自立する心を奪い、コーチへの依存を深めるものであるならば、意味はない。

心の中に自ら生きて、自らを変化させる力が芽生えていなければ、意味がない。

つまり、クライアントの心の中が、変化すれば、それでいいわけです。

クライアントの変化をどう理解するか?

クライアントの心の中に何かが起こっている時。
それは、対面して話をしていたら、必ず誰でも分かる変化がある。
目の輝きが変わる、
仕草が変化する、
上を向く、
下を向く、
目を閉じる、
色々な変化が、体の外に漏れ出てきます。

しかし、逐一、その内面の変化をコーチが理解しようと、細々と「今、どんな気持ち?」と現状把握の質問をすることは、クライアントの心の変化をストップさせることにつながる。
ともかく内発的な、本人の心から生まれてくる変化をストップさせる恐れがあることをしっかり理解しておく必要がある。

クライアントへの「問い」は、コーチの現状把握のためではなく、クライアントの内的変化を起こすためのもの

クライアントへの問いの目的は、内的変化を発動させるためだけ。
クライアントが、自ら心の変化を引き起こすための火起こしを手伝うこと。
火起こしのための、クライアントが自らと対話するための「問い」。
その時の問いかけは、コーチがクライアントを観察するための「質問」ではない。

コーチが主役ではなく、あくまでクライアントが主役。
なんというか、当たり前の事実を、巡り巡って気づけたわけでした。

芽吹いた芽は勢いよく、自ら伸びていくように、内発的な動機も自ら伸びていく

だから、コーチは、その芽の勢いを信じるだけ。
その芽をいちいち、支柱を立てる必要もない。
剪定する必要もない。
クライアントが自ら伸び、自ら失敗し、自ら再生する力を信じて伴走するだけ。
クライアント自らの力を徹底的に信じる。だから、待てる。
むしろ、その自らの力で伸びた未来でないと、弱い未来になってしまう。
強い未来にするためには、失敗も挫折も織り込み済み。
そこにしっかりと踏ん張って待ち続けるのが、コーチなんだな、とちょっとずつ理解できてきました。
それこそ、コーチ自身も、自分の生き様が試されますね(笑)


過去のあなたは、あなたを生きてきましたか?
今のあなたは、あなたを生きていますか?

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